樹木園のカエデの木の枝にウスタビガの蛹を見つけました。このガは、秋まっさかりの時期に羽化してあらわれてくる数少ない昆虫です。冬にこのマユを見つけることが多いですが、今回は確認すると、まだ羽化脱出していない蛹でした。
室内に蛹を吊るしておいたところ、数日後に立派な成虫に羽化しました。
翅を広げると10p程の黄色の翅と半透明の4つの目玉模様が特徴です。腹部はぼってりとした貫禄ある美しいガで、この特徴からメスであることがわかりました。
このガは羽化した後は、交尾し産卵するためだけに命を費やすことから、観察後、そーと手に乗せて、もとの蛹のあった場所に放しました。来年も会いましょう。
|
|
ウスタビガ(写真-1)
平成30年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
ウスタビガ(写真-2)
平成30年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
|
|
ウスタビガ(写真-3)
平成30年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ)
|