今年の1月の上旬までは、ここ煙山では雪が少なく、その中。樹木園では落葉の積もった地表を撥ねながら、ごそごそと落葉をかき分け獲物を探している鳥がいました。
初めはその大きさ、行動などから、ツグミと思って写真を一枚だけ撮りましたが、ツグミの特徴である胸の黒い斑がなく、腹部の白が特徴でした。調べてみると特徴のとおりの「シロハラ」でした。
ちなみに、腹部の色で種名が付いている野鳥に同じヒタキ科の「アカハラ」がいます。
腹部は橙色でこの辺りにも分布しているようですが、もしここでこれが観察できれば、「紅白」が揃い、なんとなく幸せ気分になることでしょう。
シロハラは体長25センチ、冬に中国やロシアから日本に渡る渡り鳥で、本州の南の低地で越冬するようです。ここ樹木園には渡りの途中に体を休め、エネルギー補充していたのでしょう。無事に越冬地に到着したでしょうか。
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シロハラ(写真-1)
平成28年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
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