樹木園のそばの道沿いにつる性の植物で一円玉くらいの大きさで白い花をたくさん咲かせている植物があります。これまであまり見かけませんでしたが、きれいな花なので調べてみると、その特徴から「センニンソウ」であることがわかりました。
白い花弁にみえるのは萼(ガク)で4枚が大の字に広がってその中心部にたくさんのオシベとメシベが観察できます。学名にはクレマチスという属名が付いており、テッセンやクレマチスもこのセンニンソウの仲間です。
漢字で書けば「仙人草」ですが、その名前は、この花からは想像できません。実は秋になると種子に仙人を彷彿させる長く白い繊維が生じるからのようです。
なお、この植物はキンポウゲ科に多く含まれる有毒成分が含まれており、葉の汁が皮膚に付着すれば水泡ができますのでご注意ください。
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センニンソウ(写真-1)
平成29年8月撮影 (撮影者:AKZ) |
センニンソウ(写真-2)
平成29年8月撮影 (撮影者:AKZ) |
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センニンソウ(写真-3)
平成29年8月撮影 (撮影者:AKZ)
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