夏の終わりの頃、日差しがとても強い中、樹木園わきの砂利道を歩いていると、日本最大のトンボ、オニヤンマがゆったりと道路沿いを行ったり来たりのパトロールをしています。時折、獲物を追いかけ素早く飛び回ります。
ふと立ち止まるとヤンマも近くの枯草の茎に上を向いてとまりした。じりじりどきどき近寄って観察すると体長が約10pは超える大きさで、黒と黄色の頑丈な胴と鋼のような黒光りした太い腹部(しっぽ)と丈夫そうな透明な翅。なによりも美しいのがエメラルドグリーンに光り輝く丸い複眼でした。
そろそろオニヤンマも、命を繋ぐためにツナギトンボになる季節が近づいているのでしょう。巨大なツナギトンボ、ぜひ観察したいものです。
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平成29年9月上旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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平成29年9月上旬撮影 (撮影者:AKZ) |