一富士二鷹三茄、初夢では縁起良い「鷹」の話です。当センターで観察できる猛禽類(タカの仲間)の一つとして「ノスリ」が挙げられます。
羽を広げると120センチ程度の中型の猛禽類です。飛んでいる姿はトビに似ていますが下から見ると、翼の下面が白っぽく、黒い模様があるのでわかります。
小動物を捕食する豊かな里山に暮らす猛禽類です。春には樹木園の上空を風に乗りながら飛ぶ姿を朝から観察できます。春は繁殖期になっており、「ピーヨエピーヨエ」と鳴きながらペアでの飛行も観察できます。
また、この時期、牧草地や畑の周辺の電柱等にじっと止まって小動物を狙っている姿も観察できます。
先日、センターの近くでノスリのものと思える風切羽を1枚見つけました。長さが30センチ位で主翼の一枚と思われ、量ってみるとなんと880ミリグラムの軽さでした。1円玉よりも軽くて、丈夫そうな優れた構造に感心しました。
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ノスリ(写真-1)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
ノスリ(写真-2)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ノスリ(写真-3)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
ノスリ(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |