雪景色の中、樹木園の傍の畑に行きました。その隅でたたずんでいると、遠くのほうからキツネがさっさかさっさか歩いて近づいてきました。
こちらの気配に気づかないまま、雪の積もった畑の上に「おすわり」しました。
ここからの距離は10メートル程度です。おすわりしたまま、じーと足元の雪を見つめながらときどき頭を傾け、耳をそばだてています。どうやら雪の下に住んでいるネズミ類が発する音を探し、獲物を狙っているようす。お座りしたときにシンボルが見え、オスであることがわかりました。
ここのキツネの正式な和名は「ホンドキツネ」です。里山を代表する哺乳類で、古来信仰の対象となるなど人間の暮らしと大いに関わってきました。
近年、開発等により生息環境も狭まってきているようですが、ここ煙山では、食物連鎖の頂点の動物の一つとして、しばしば目撃され、生息地になっているようです。
いまの時期、キツネは恋の季節を迎えており、恋の相手に贈り物を届けるために狩りをしていたかもしれません。子ギツネに会える日が楽しみです。
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キツネ(写真-1)
平成29年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
キツネ(写真-2)
平成29年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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キツネ(写真-3)
平成29年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ)
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キツネ(写真-4)
平成29年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |