岩手県の花にも選ばれているキリの木ですが、かつては「南部桐」のブランドで箪笥の材料などで全国にその名を馳せましたが、現在ではキリ材のほとんどが中国から輸入されています。
樹木園近隣にもキリの木があります。春には、高貴な紫色の花を枝先にたわわにつけ、人々を魅了しますが、厳冬期の現在はベージュのたくさんの実をつけています。
持ち帰り、少し割れたその実を割って中を観察すると中は2室に分かれ、翼(よく)のついた3mm位のたくさん種子が詰まっています。キリは翼の付いた種子を風で遠くまで飛ばし、子孫を増やしてます。
日本の樹木で一番軽い木材で大きな葉を有しているキリですがその種子は、ほんとに小さいものです。
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キリ(写真-1)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
キリ(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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キリ(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
キリ(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |