樹木園に隣接する森林公園にはケヤキの大木があります。この大きな木の梢から、「キーコーキー」「キュルキー」とよく透ったいい声で鳴く鳥がいました。じっとして声の方向を観察してもその姿を見つけられませんでした。
しばらくして、いつもの観察木のそばを通りかかったときに、突然一羽の鳥が現れ、その透った美しい声でさえずり、その姿をみせてくれました。大きな黄色い嘴と黒い頭が特徴的な「イカル」でした。
イカルはその大きな黄色のくちばしでサクラ等の固い木の実も割って食べる鳥で、夫婦仲もいい鳥なそうです。また、奈良県の日本仏教発祥地といわれる斑鳩(いかるが)もこの鳥名に由来しているという由緒正しい「イカル」です。
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イカル♂(写真-1)
平成27年6月撮影 (撮影者:AKZ) |
イカル♂(写真-2)
平成27年6月撮影 (撮影者:AKZ) |
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イカル♂(写真-3)
平成27年6月撮影 (撮影者:AKZ)
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