樹木園のそばの沢沿いの暗い林をふわふわと小ぶりのチョウが飛んでいました。見たことのないチョウであり、図鑑を調べましたが、わかりませんでした。テングチョウに似ていることからテングチョウで調べてみると、よく似ている種類として蛾の仲間のイカリモンガであることがわかりました。翅の橙色の部分の形が碇(いかり)に見えることから名付けられたようです。
イカリモンガは小ぶりの蛾でショウマの仲間の花に止まったオレンジ色の模様からは、どう見てもチョウに見えましたが、よく見ると触覚の先端が細くなっており蛾の特徴をもっていました。
新種の発見かとどきどきしましたが、日本では蛾の仲間はおよそ6000種、チョウの仲間240種で、圧倒的に蛾の種類が多く、チョウに似た蛾も少なからずいるようです。
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平成29年9月中旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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平成29年9月中旬撮影 (撮影者:AKZ) |