樹木園の中ほどには開けた草地があり、そこにホオノキがあります。ホオノキは全国に分布しており、特徴はなんといっても40p程の大きな葉っぱと大きな花(直径20センチ程)を咲かせます。この辺りでは5月下旬から6月にかけ、時間差で黄白色の花弁の大きく香り高い美しい花を次々に咲かせます。
日本人の生活道具の材料となっており、加工しやすい強度のある材質であることから、昔から什器、下駄、刀の鞘木、木版画の材料などに利用されています。また、樹皮は漢方薬として有用でもあり、大きな葉は料理用のお皿やラップの代わり等にも利用してきました。有用な広葉樹として大切にしていかなければなりません。
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ホオノキ(写真-1)
平成30年5月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
ホオノキ(写真-2)
平成30年5月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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ホオノキ(写真-3)
平成30年5月下旬撮影 (撮影者:AKZ)
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