真冬の樹木園、ツツジの株に低い位置で大きなサヤがいくつもぶら下がって風に揺れています。近くで見るとそれはビロード生地のような細かな毛に覆われており、鞘の中には1.5p程の褐色の丸くて平べったい種子が数個入っていました。
フジの実(種子)です。種子は一般的には秋に大きな音を立ててはじけて種を遠くに飛ばし子孫を増やしますが、ここではまだ沢山ついています。(写真の種子は採取した翌日、室内で3m位弾け飛びました。)
一般的には、草刈の時に刈られてしまうフジ蔓ですが、目立たない場所でひっそりと花を咲かせていたのでしょう。
この春はツツジと香り高いフジの花がこの場所で楽しめそうですね。
|
|
サヤの拡大(写真-1)
平成31年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
フジの実(写真-2)
平成31年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
|
|
フジの種子(写真-3)
平成31年1月下旬撮影 (撮影者:AKZ)
|