樹木園は12月に入り雪が何度か降り、当たり一面雪景色です。その中、黒々と樹形も立派な多くの針葉樹が、雪の中に凛として立ちつくしております。
この時期、クリスマスツリーが街中で飾られますが、クリスマスツリーといえば日本では固有種の「モミ」(学名Abies firma)の木をいっていますが、西欧では「ドイツトウヒ」(学名Picea abies)が使われているようです。どちらもマツ科であり、学名にAbiesがついていることから、日本では「モミ」が使われるようになったようです。
樹形は両者とも似ていますが、違いとしては、「モミ」は球果(マツボックリ)が上向きに付き、葉の先端が2つに割れていますが、「ドイツトウヒ」は下向きに球果が付き、葉は針状で枝に螺旋に付き、明治以降防風林として全国各地に植栽されています。
どちらにしても樹木全体にきれいに装飾されてしまえばわからなくなりますね。
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ドイツトウヒ(学名Picea abies)(写真-1)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
ドイツトウヒ(学名Picea abies)(写真-2)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
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モミ(学名Abies firma)(写真-3)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
モミ(学名Abies firma)(写真-4)
平成26年12月撮影
(撮影者:AKZ) |