ベニマシコのメスは以前紹介しましたが、今回は、英語名で「尻尾の長い赤い鳥」(Long- tailed Rose Finch)の名の由来になったオスの話です。
4月、「フィーホー」「フィーホー」とやわらかでやさしい鳴声が樹木園の近くの林縁から聞こえ、その声の方を観察すると、鮮やかなベニ色の顔が目に飛び込んできました。そのベニ色は自然界の中ではとても目立つ色合いの鳥です。
「マシコ」は漢字で「猿子」と書き、その色合いがサルに似ていることからこの名付けられたようですが、目の周りが特に赤くなっています。動物園でニホンザルを観察しましたが比べてみればお互い顔の色が似ていると思いました。昔の方々は良く観察していい名前を付けていますね。
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ベニマシコ♂(写真-1)
平成28年4月撮影 (撮影者:AKZ) |
ベニマシコ♂(写真-2)
平成28年4月撮影 (撮影者:AKZ) |