樹木園の傍らの大樹の近くに、まっすぐに伸びた赤い茎に桃色の花やツボミを付けた20センチ程の植物を見つけました。ベニバナイチヤクソウです。この時期、薄暗い園内にうつむいて咲く桃色の小さな花で、とてもかわいらしい花です。県内では比較的標高の高い森林の中で出会ったことはありましたが、ここ樹木園で観察できるとは思いませんでした。
名前の由来は、一番よく効く薬草(一薬草)であったことから名付けられたようです。花弁は桃色ですが、茎やガクはまさにベニ色であり、この名前にふさわしい色となっています。どんな症状に一番効く薬草であるか興味深々です。
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ベニバナイチヤクソウ(写真-1)
平成29年6月撮影 (撮影者:AKZ) |
ベニバナイチヤクソウ(写真-2)
平成29年7月撮影 (撮影者:AKZ) |