令和元年5月18日 情報提供(文、写真) 小原 昭彦



栗駒山 〜山開き直前の東栗駒・磐井川源流は残雪多し〜

栗駒山の山開きは毎年5月の第3日曜ですが、今年は須川コースが通行止めのため、登山者は宮城県側イワカガミ平登山口に集中するのでは?と思っていました。

中央コースは遊歩道とも呼ばれているほど舗装や階段のあるコースなので、比較的難易度の高い東栗駒コースの様子を見てきました。


東栗駒コースのイワウチワ
 
蟻が集まるミネザクラ
 
日暈(ハロ)

新湯沢の渡渉部は規制有

雪渓には赤旗や竹竿が設置されてありましたが、まだ残雪が多く踏み抜き箇所もあり、新湯沢の渡渉部はすっかり雪で埋まっていて、水の流れが隠れていました。

途中イワウチワの花が見られましたが、風の強い東栗駒コースの稜線には黄色いミヤマキンバイが、独占するかのように咲き誇っていました。


 



栗駒山の駒姿はまだ見えません
 
東栗駒のミヤマキンバイ

東栗駒名物・石畳

磐井川源流と笊森避難小屋


裏掛コースから磐井川源流を下ると、大きな雪庇と崩落したデブリがあり、更に気温が高くなると一気に崩落する恐れもありますので、近づかないよう慎重に歩きました。

アイゼンの爪は固い雪面に刺さり効果があるのですが、この時期の柔らかい雪だと雪面に、つま先や踵を食い込ませてグリップさせたほうが安定するようです。




 
裏掛コースのイワナシ
 
ショウジョウバカマ
 
磐井川源流の雪庇と崩落デブリ
 
ヒメイチゲ


綺麗に使われている笊森避難小屋の様子を確認しましたが、壁板の腐食が進んでいるようですので、蟻や虫にはご注意を。

個人、団体問わず誰でも利用できる公共の避難小屋なので、遅い時間まで会話しないなど他の利用者に配慮しながら使いましょう。



 

 磐井川源流の雪代
 
雪に覆われる御室と虚空蔵山

ホバリングはノスリ?
    






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