令和元年年9月1日 情報提供(文、写真)岡野 治
早池峰山には、ほとんどの登山者が利用している小田越コース以外に、東西南北に登山コースがあります。
早池峰グリーンボランティアの会では、普段歩く機会が少ない登山コースも歩いて、現況を把握するようにしており、
今年は、4年ぶりに薬師岳南面の一周コース(小田越~薬師岳~又一滝~横通り~小田越)を歩いてきました。
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天気予報は曇りのち晴れで、好天を期待していましたが、山の上部は雲に被われており、
薬師岳山頂(標高1,645m)も霧の中で、風が強かったです。
薬師岳から又一滝までは、標高差800mあり、ブナ林内の急斜面が多いですが、昨年刈り払いが行なわれており、
かなり歩きやすかったです。(山頂付近の一部区間は刈り払い未実施で灌木、笹が少し被っています。)
又一滝から横通りの薬師堂までは標高差400mあり、昼食後の登り返しで少し疲れも感じました。
薬師岳の東側山腹を辿る横通りコースは、かって遠野から早池峰山に登る古道で、
こちらは,、今年刈り払いが行なわれていました。
数年前に発生した多数の倒木も、すべて片付けられており、歩きやすくなっていました。
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この時期なので、咲いている花は少ないですが、ミヤマダイモンジソウが、薬師岳山頂、又一滝、横通りで多く見られました。
また、薬師岳の魅力の1つであるヒカリゴケは、輝きを増しており、小田越から山頂間や横通りの随所で楽しめました。
一方、シカの食害も多く見られ、糞や足跡のほかササをかき分ける音や鳴き声も多く聞こえました。