令和元年年6月9日 情報提供(文、写真)岡野 治
早池峰山の山開きは、6月第2日曜日の9日(日)に行なわれました。
好天下で開催される確率は半分以下ですが、今年は好天に恵まれました。
ただし、山頂での神事が行なわれていた時(午前11時)の山頂の気温は5℃で、
肌寒く、神楽見物には防寒着が必要でした。
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当日の登山者は約600名とのことで、好天のわりには少なめでした。
河原坊コースが閉鎖中のため、ほとんどの登山者は小田越コースを往復しており、
8合目の梯子場では、山頂行事前後の集中時は、渋滞が発生しています。
保護管理員の方に協力して、登山者の誘導の手伝いも行いましたが、
中には、余計な誘導せずに自由に歩かせろとクレームをつける登山者もいたそうです。
少しでも渋滞を緩和するために、登り、下りのコース誘導を行なっているので、
混雑時は誘導に協力していただきたいです。
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花の開花は、早かった昨年よりは遅いですが、例年よりは少し早めです。
開花が早く、早池峰の準特産種であるヒメコザクラは4合目以下ではほぼ散っています。
5合目から上部では多数咲いていますが、見頃は今週末ぐらいまでと思います。
開花が早く、花期が長いミヤマキンバイは1合目から山頂まで多数咲いており、
ナンブイヌナズナは咲き始めで綺麗に輝いていました。
チングルマ、チシマアマナも咲き始めており、多数見られました。
5〜6合目間(竜ヶ馬場)のイワウメも咲き始めで、花数はまだ少なめでした。
今週末には一面に咲くイワウメが見られるのではないかと期待します。
ほかに、赤紫色が綺麗なミヤマシオガマ、ミヤマオダマキも、2合目以下で僅かながら咲き始めていました。
小田越〜薬師岳に多数咲いていたオサバグサは、小田越付近ではシカの食害でかなり減ってしまいましたが、
早池峰を代表するハヤチネウスユキソウは、発芽は見られましたが、開花は2週間後ぐらいでしょうか。
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