平成31年4月23日 情報提供(文、写真)岡野 治
岳から県道を歩き、小田越経由で早池峰山の様子を見てきました。
今冬は暖冬、少雪で残雪は少ないだろうと予想していましたが、4月になってからの降雪が多く残っていました。
路面は、うすゆき山荘付近から全面的に雪に被われ、
河原坊付近で約50cm、小田越付近の林内では約1mの積雪でした。
例年であれば、この時期の残雪は締っていて、つぼ足でも歩けることが多いのですが、
今回は雪は締ってなく、ワカン付けても潜る箇所が多々ありました。
小田越1合目から9合目間の岩場は、ほとんど雪が消えて道が現れており、
ワカンを外して歩きましたが、局所的に残る残雪箇所では、膝上まで潜る雪に苦労させられました。
山頂避難小屋も屋根近くまで雪に埋まっていますが、
雪は柔らかいので、気温上がれば、消えるのは早いだろうと思います。
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ここ数日好天が続き、春霞で遠くの山は臨めず、岩手山も視認出来る程度でしたが、
5〜7合目間でまだ残っているイワウメの紅葉と白い山肌が綺麗でした。
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県道沿いの林内の芽吹きは、まだ始まってなく、
この時期に多く聞かれる鳥の囀りも例年に比べて少ないように感じましたが、
カケスやシジュウカラ、ゴジュウカラのほか、ノスリと思われるタカが見られました。
8合目〜9合目間では、小生としばらく睨めっこの後、前方を悠然と歩くカモシカが見られました。
また、車道では何かを咥えたテンが近づいてきて、10m近くまで来たところで小生に気づいて、
咥えていたものを放して慌てて逃げ去りました。
咥えていたのはホオノキの実でした。
平日だったので、登山者は小生のみでしたが、数人分の足跡がついており、
北側の門馬コースから登ってきた跡もありました。
この日から県道の除雪が始まっていましたが、岳〜小田越間の通行止め解除は5月10日の予定です。
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