平成30年11月2日 情報提供(文、写真) 岡野 治



初冬の早池峰山

今年は山の初冠雪が遅れていましたが、

10月31日に早池峰山でも降雪があり、11月2日(金)は好天が期待されたので、

小田越コースを往復して、雪化粧した早池峰山を見てきました。

 

2日前は小田越でも積雪があったそうで、1合目御門口から上部の岩場では、

登山道上に雪が残っている部分が多くなり、一部氷結している箇所もありましたが、

部分的だったので、アイゼンなしでも問題なく歩けました。

 


小田越登山口から山頂仰視
 
5合目から山頂(左奥)


5〜6合目の竜ケ馬場では、雪面の中にイワウメの紅葉が見られた一方、

9合目から山頂間は、積雪も増えて、一面の雪景色が楽しめました。

特に北斜面では雪に被われた樹木と岩が輝いていました。

山頂の積雪は5cm程度で、11時の気温は−6℃でしたが、風は弱く、

日射しを受けて、寒さはあまり感じませんでした。(防寒具をまとっていましたが。)

 

北側〜東側〜南側は展望も良く、宮古湾や五葉山も綺麗に臨めましたが、

西側は雲に被われて、岩手山や鳥海山は見えませんでした。

平日だったので、出会った登山者は10名程度と少なかったですが、

皆さん、綺麗な雪景色に大喜びの様子でした。

山頂でウサギの足跡も見られました。

厳しい環境の中でも生き抜いているのだなと感じます。


 
8合目の梯子場
 
9合目から山頂
 

山頂手前の北斜面
 
 雪景色の山頂



早池峰山では携帯トイレの利用をお願いしています。

冬期は、携帯トイレ利用環境は不便になりますが、覚悟の上、協力をお願いします。

山頂小屋内に無人販売箱がありますが、数に限りあるので、

できるだけ持参していただくようお願いします。

 

また、各登山口のトイレは冬期閉鎖されていますが、

河原坊のトイレに併設されている冬期用トイレが利用できます。

 

 小田越を通る県道(紫波江?線)は、8日から冬期通行止めの予定で、

それ以降は、岳から小田越まで約9km歩くことになります。


山頂から北側俯瞰
 
山頂のウサギ足跡



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