平成30年9月19日 情報提供(文、写真) 岡野 治



小田越コースの紅葉


19日も好天予報だったので、小田越コースを往復して、
早池峰山の
紅葉を見てきました。

期待どおりの好天で、
岩手山、鳥海山宮古湾もはっきり臨め、

上空にはすじ雲やうろこ雲など綺麗な秋の雲も見られました。

紅葉は、登山口の小田越(標高1,245m)で低木の紅葉が始まっており、

山頂(標高1,917m)付近では、ミネザクラやミネカエデの紅葉が綺麗でした。


 

1合目付近から上部
 
5合目から山頂方向 (手前の紅葉はチシマフウロ)



1合目から上部の岩場では、草紅葉が楽しめますが、草紅葉も山頂付近でピークを迎えており、

特に
チングルマホソバイワベンケイの紅色が鮮やかでした。5〜6合目の竜ケ馬場付近では、

深緑の
イワウメの中に深紅のウラシマツツジが点在しており楽しめました。

チシマフウロは緑色の葉と紅色の葉が混じっていますが、紅色が少しづつ増えているようです。



ミヤマヤマブキショウマナンブトウチソウの紅葉も見られましたが、

2合目から下では、ナンブトウチソウの花もまだ残っていました。

ナンブトラノオの花もまだ多数咲いており、枯れた草の中でピンク色の花が目立ちました。

向かいの
薬師岳(標高1,645m)も山頂近くでは紅くなっているのが見えました。


 
賽の河原(9合目〜山頂間) の草紅葉
 
山頂直下のミネカエデと ミネザクラの紅葉
 

早池峰山頂
 
山頂から南側 (小田越コースと薬師岳)



上部のハイマツ帯では、ハイマツの実を啄むホシガラスが多く見られますが、

今回は、全く見られませんでした。ハイマツの実を食べ尽くしたのかもしれませんが、

上空に
ワシタカ類の鳥(ノスリ?)が数羽飛んでいたので、そのためかもしれません。

今年は、例年と比べて、ホシガラスの姿が少ないようには感じています。

朝の小田越登山口の気温は10℃、昼の山頂の気温は5℃で、歩いていると爽やかですが、

立ち止まっている時は肌寒さも感じられました。



山頂から東側 (左奥に剣ヶ峰)
 

チングルマの紅葉
 

ホソバイワベンケイの紅葉

イワウメ(深緑)の中の ウラシマツツジ(深紅)



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