平成31年1月27日(日) 情報提供(文、写真) 岡野 治
岩手・秋田の県境に位置する八幡平では、冬季は綺麗な樹氷原が見られますが、
アスピーテラインが積雪通行止となるので、
秋田側の秋田八幡平スキー場から歩いて行くのが最短ルートです。
ただし、秋田側のツアーコースは地形の変化が少なく、
視界不良時は迷いやすいコースとなるため、
地元の鹿角山岳会では、3月に開催する樹氷ツアーの準備も兼ねて、
竹竿等の目印設置作業を行っており、
今回その作業を手伝って八幡平の様子を見てきました。
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メンバーは鹿角山岳会から5名、岩手から小生ほか1名の計7名で登り、
設置した竹竿80本のほか、立木利用のピンクテープも合わせて、
30〜40m間隔で目印を設置しましたが、
上部は視界不良で作業は困難となったため、
県境の藤助森(標高1,604m)の手前約200mの地点までしか設置できませんでした。
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冬季の八幡平は、好天に恵まれる確率が非常に低く、今回も山は雪雲に被われていました。
途中では、一時日が射してくれましたが、登るにつれて視界は悪くなり、引返し地点では50m以下でした。
積雪は例年より少なめで、ラッセルも20〜30cm程度とあまり苦労しませんでした。
(鹿角山岳会の方がラッセルしてくれましたが。)
ただし、積雪が少ない分、小さな凹凸も多くあります。
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雪質は、標高1,200m付近から上部はパウダースノーで、
小生の拙いテレマークスキーでも軽快に滑れました。
(1回ツリーホールに落ちましたが・・・。)
樹氷の方は、標高1,500mの田代沼を過ぎると綺麗になってきて、
引返し地点の標高1,570m付近では、ほぼ完成形になっていました。
藤助森から山頂間では、綺麗な樹氷原が広がっていると予想されます。