令和元年7月9日 情報提供(文、写真)鈴木 清明
恒例となりました、ニッコウキスゲの観賞!
今年の積雪状態や天候などを考慮して昨年と同時期に入山してみました。
和賀岳は県内の山でも難度の高い山の一つに数えられ、急峻な登りと渡渉という問題があります。
本日は天候に恵まれ青空がありました。川の流れに幾分変化が観られましたが渡渉は難なく渡ることが出来ました。
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しかし、登山道は雨に削られ、土砂が流され、深い凹状の部分が高度を上げるにつれ多く見られ難儀いたしました。
稜線に出ると周りには雲海が観られ、「コケ平」の、爽快な風に一息つきました。
そこにはハクサンシャクナゲの花が観られ、その多くは、ハイマツの中で観られます。
山頂直下まで、この稜線には、タカネニガナ、ハクサンフウロ、ムカゴトラノオ、トウゲブキ、
ハクサンシャジン、ニッコウキスゲ、タカネアオヤギソウ、オノエラン、オオバツツジ、イワイチョウ、
ウラジロヨウラク等々の花が観られますが、時期的に少し早く、今年は蕾の方が多く感じました。
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最後の急峻な登りの南面は、ニッコウキスゲの開花が観られました。山頂まで登り詰めると、
目に入った西部及び北西部はほぼ緑一色でした。北側の草原はニッコウキスゲの花が観られましたが、
例年観られます群落にはほど遠い感じがしました。この1週間後の例年位にピークが来そうです。
途中、ブナの樹林帯では、ジガバチソウ、アクシバ、ツルアリドオシ、アリドオシラン、
タマガワホトトギス、トチバニンジン、ノギラン、エゾアジサイ等の花を観ることが出来ました。