岩手県工業技術センター
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金属・樹脂・加工
 【相談例】
先端がふさがったパイプに細穴加工をし、注射針のような形状の製品を加工しています。 穴が貫通したかどうかを確認するために圧縮空気で漏れがあるかを確認していますが、漏れが微小で判断に困っています。 圧力計の設置を検討していますがどうでしょうか。


 【回答例】

小さな漏れを圧力計の変化で見るのは難しいです。流量計か差圧計で見るのが良いとアドバイスしました。

 
【相談

冷凍機を廃棄する場合に、六価クロム廃液の処理をしなければならないのですが、県内に処理できるところがないため困っています。3価のクロムに還元すれば、県内でも処理できるようになると思いますが、どうすれば良いでしょうか。

 【回答例】
3価クロムに還元するには専用の装置が必要であり、よほど頻繁に当該冷凍機を引き取るのでなければ見合いません。専門の業者に引き取ってもらうのがベストと思われます。長野に六価クロム廃液等を引き取る産廃処理事業者があり、盛岡にも営業所がありますので相談することを薦めました。

 【相談
アルミニウム合金鋳物にたまに溶接不良がでて困っています。原因が知りたい。

 【回答例】
溶接不良は、鋳物中の鋳巣に切削液がしみ込み、これが溶接時に影響していると考えられます。 鋳巣の発生を抑えることはもちろんですが、まず、切削液の影響かどうかを調査することとが大事です。また、切削液が触れないようにすることも一つの手です。
 【相談
自動車用鋳物部品にガス欠陥が多く発生するようになって困っています。原因は何でしょうか。

 【回答例】
FC200クラスの溶湯に錫を添加して硬度を上昇させている手法が好ましくありません。他の工場でもありましたが、蓄積した錫がガス欠陥の原因であると考えられます。鋳鉄の材質はいろいろな混ぜものをせずに元湯の組成で変えた方が健全な操業になります。


 
【相談

配管部品のろう付け部分の不良率が高くて困っています。対策を教えて欲しい。

 【回答例】
 材料が銅とステンレスであります。ステンレスはろう材に対する濡れ性が悪く、接合が難しい。ステンレスを真鍮等の銅合金に変更することによって接合性の改善が期待できます。併せて、継ぎ手形状を検討して、気密性を高めるなどの対策が有効であります。

 
【相談

最近キュポラ溶湯の出湯温度が低く、湯廻り不良や引け巣などの欠陥発生が多くて困っています。キュポラの溶湯温度を決定づける操業条件には何と何があるのか、それに対して現在の我社の操業が正しく行われているのかどうか見て欲しい。

 【回答例】
出湯温度を決定づけるものは、キュポラの構造と装入材料の品質および操業方法です。材料および操業状態に特に問題はありません。急にキュポラ溶湯の温度が低下する原因は、時期的に送風空気中の水分が多くなるためです。対策としては、追い込めコークスを1〜1.5%多くすることが最も簡単ですが、コークスの値段が高騰しているところでもあり、この機会に脱湿送風や酸素冨化操業も検討してみる価値は充分にあります。

 
【相談例】

製品への砂の焼き付き量が多く、ショットブラスト処理時間が長くかかるだけではなく、新砂補給量および廃棄物が多くなって困っています。この原因と対策を教えてください。

 【回答例】
通常の鋳物砂と比較して強熱減量の数値が極端に低く、これが焼き付きの原因であることは明らかです。対策は強熱減量の変化と製品の砂落ち状況を観察しながら、鋳物砂混練時に添加する石炭粉を現在の2倍に増量します。強熱減量の数値は3.5%前後が適当ですが、強熱減量の測定に当たっては、奥州市鋳物技術交流センターの設備(電気炉)が利用できます。

 
【相談

畑の畝の間を自走する作業台を試作しているが、畑の終点になった際、90度方向転換して移動させたいが、車輪の向きの固定がうまくいきません(今までは、車輪4軸にVベルトをかけて稼動)。どうすれば、90度の方向に固定させることができるでしょうか。

 【回答例】
Vベルトではなく、ホグベルト使用に交換、2軸ずつ固定し其其を一緒に移動させる等を助言しました。(提案された案を持ち帰り、検討することとしました)

 
【相談

発光分光分析の分析値が実際の成分と全く合わなくなりました。どうすれば良いでしょうか。

 【回答例】
装置のキャリブレーションをしていないようなので、取り扱い説明書のキャリブレーション若しくは校正について書かれているところを参考にしてキャリブレーションをするようにしてください。また、日常使用するときにも1日に1回(試料ごとの)のキャリブレーションをおすすめします。

 
【相談

鋼製の径35mmのパイプと箱をYAG溶接していますが、溶接部の強さの基準を知りたい。その方法はどうすれば良いかの相談がありました。

 【回答例】
 箱は大きすぎて試験機に入らないので、箱の両側にパイプを同じ条件で溶接して、両側のパイプをつかんで引張ります。その時パイプが破断すれば溶接部の強さは良いことになりますが、溶接部から破断すると溶接の方法を考えないと行けません。このような試験することを勧めました。