昭和58年度 普及奨励事項および指導上の参考事項(概要)
【注意】
 ここに掲載されている試験研究成果は、発表当時の原稿をそのまま掲載しています。
 種苗(品種)、農薬、各種資材等について、現在使用できない(認められていない)ものに関する記述が含まれていることをあらかじめご了解願います。
 
1.普及奨励事項・県が奨励する品種
No. 成果名 成果の概要 担当部
水稲(うるち)「みちこがね」 [特性] 出穂、成熟期とも「新雪」より1日程度早い極早生の短稈穂数型品種である。「新雪」に比較して強種で倒伏抵抗性が強い。出穂後の登熟速度が早く障害型耐冷性も強い。いもち耐病性は劣るが、・穂いもち病は「マツマエ」並と思われる。収量並びに玄米の品質は明らかにまさり、とくに搗精後の白米の外観は「マツマエ」よりまさっている。
[適応地帯] 県中北部高冷地帯
農業試験場
 技術部
ハウス抑制キュウリ「南極2号」  昭和57年度予備試験の中から有望と思われるもの10品種を選抜し検討した結果、従来の品種「強緑節成」に比べ果形はほぼ同等であるが、果色、光沢等は外観的に優れ品質もよかった。また、良果率が高く、果実の揃いも良好であった。側枝型の品種で、本作型の目的とする10〜11月の収量が高く、全期間の収量も高い。 園芸試験場
 南部分場
夏秋どりレタス品種「ユニバース」  夏秋どりレタスの作型は一般に結球性が劣り、品質・収量的にも不安定であるが、この作型における、耐暑、耐病性が強く、品質良好で収穫株率の高い品種として「ユニバース」を選択した。 「ユニバース」はエンパイアタイプの品種で、株張りが小さく密植に適し、吸収力もやや強く、熟畑でも結球性が勝る。
 しかし、低温結球性が弱いので春まき及び秋どり作型では小球となるので使用できない。
園芸試験場
 高冷地開発センター
雨よけほうれんそうの品種「オラクル」「オーライ」「ソロモン」  雨よけ(簡易パイプハウス利用)栽培に適する角葉系品種の中から、株重が重く晩抽性で、べと病発生の少ない品種を選定した。初夏〜夏どり作型には「オラクル」 「オーライ」が適し、初秋〜秋どり作型には「オーライ」 「ソロモン」が適している。適応地域は県下全域である。 園芸試験場
 高冷地開発センター
短根にんじん「春蒔五寸人参FS3号」  従来の品種、 「MS春蒔五寸」 、 「US春蒔五寸」は根部の外観、品質にやや難点があたが特にこの点に優れ、また商品価値の高い中心規格収量が多く、市場性が期待できる品種である。適応地域並びに作型は、県下全堺の春まき作型に適する。 園芸試験場
 野菜花き部
初夏どりだいこんの品種「天春」「春まち」  青首だいこんの「耐病総太り」より晩抽性で早まきできる品種として、 「天春」 「春まち」を選定した。 「天春」は白首系、 「春まち」は青首系品種で、 2品種とも50〜55日タイプの早生種である。は種期5月中旬〜 6月上旬、収穫期7月上旬〜下旬で露地作型に適応する品種である。適応地域は県北部、高冷地。 園芸試験場
 高冷地開発センター
りんどう「F1早生2(イーハトーヴォ)」  現在、栽培されている早生系品種「北海道系」に代わる品種として北海道産選抜系に福島県吾妻産選抜系を交配して育成した一代雑種である。
 開花期は平坦地の露地で平年8月10日前後で草丈は1m内外、茎の太さは中程度で揃って強く、茎立数も多い。
 花色は濃青紫色で花段数は4〜 5段前後である。適応作型及び地域は、露地及びミニパイプハウス等を使った比較的遅い半促成作型に適し、県下全域に適応できる。
園芸試験場
 野菜花き部
りんどう「F1晩生1(ジョバンニ)」  現在、栽培されている晩生系品種「矢巾系」に代わる品種として矢巾町産からの選抜系を組合せて作出した一代雑種である。
 開花期は平坦地の露地で9月15日前後で、草丈は120cm内外、茎はやや太く強い。葉の大きさは、従来の「矢巾系」より若干小さい。花色は濃い青紫色で花段数は5〜6段である。
 適応地域及び作型は県下全域、露地栽培に適する。
園芸試験場
 野菜花き部
飼料用トウモロコシ「パイオニアF号(P3965A)」 [特性] 一代雑種のデント種である。相対熟度(発芽から成熟期に至るまでの日数で示され、たとえば相対熟度95は、 10.1℃以上の有効積算温度が950℃を意味する)早生品種で初期生育は良好で稈長はやや高く、雌穂高の高いが稈は細目で倒伏に強い。収穫物中の乾物含量が高く、とくに乾物雌穂重が多い。
[適応地域] 県内の平坦部全域及び標高600〜700mまで適応する。
畜産試験場
 草地部
10 飼料用トウモロコシ「ロイヤル120(TX120)」 [特性] 一代雑種のデント種である。相対熟度120の晩生種、初期生育良好で稈長は低目、着雌穂高は著しく低く倒伏に強い。収量性はとくに雌穂収量が多く単位当たり養分収量が高い。
[適応地帯] 県内の平坦部全域を対象とするが、導入に当たっては地域の有効積算温度を考慮すること。
畜産試験場
 草地部
 
2.普及奨励事項・技術に関する事項
分野 No. 成果名 成果の概要 担当部
畑作 小麦多収のための後期追肥  従来の追肥体系に減数分裂期追肥を加える事により1〜3割の増収となり、特に生産力の低い圃場で増収効果が高い。これは最終穂数確保と一穂粒数増に有効であるためである。減数分裂期は幼穂長3〜5cmで、葉耳間長−5〜+3cmに相当し、圃場では葉耳間長0以上の茎の割合が半分以上となった時期を目安とする。滅分期追肥量は尿素または硫安で窒素成分10a当たり2kgが適当である。
 なお、追肥時期が出穂期まで遅れると千粒重や子実蛋白増となるが増収率は小さい。なお、この技術の適応は県中南部とする。
農業試験場
 県南分場、環境部
経営 パーソナルコンピュータ利用による経営診断設計システム  パーソナルコンピュータを利用し、指導機関が簡易に利用することができる次のシステムを開発した。
(1)複合経営診断設計システム: 47作目97体系の標準指標が登録されており、作目:技術体系の組合せと規模、労働力の指定により複合経営の診断・設計を行う。
(2)線型計画法利用システム: 任意の設計指標を入力し、土地・労働・資本の最適配分計画を作成する。
(3)技術選択式経営設計システム: 12作目41体系について技術単位ごとの設計目標が登録されており、技術単位の選択組合せを指示するのみで地域条件等に応じた技術体系組立と費用試算を自動的に行う。
農業試験場
 経営部
果樹 植物調節剤ベンジル−アミノプリンによる、りんごのわい性苗木及び高接1年枝の側枝発生促進 苗木及び高接1年枝の側枝発生には、ふじ、千秋、ジョナゴールド、王林などにはビーエー液剤100倍、つがるにはビーエー液剤50倍を散布する。使用時期は接木当年苗は新梢50cm以上伸長時、高接ぎでは接穂新梢が30〜50cm伸長している時使用する。 園芸試験場
 果樹部
りんごわい性樹の施肥基準
樹齢 窒素施肥量
(kg/10a)
施肥時期 備考
1〜2年 休眠期全量  
3〜4年  
5〜7年 10 休眠期 2/3  
秋期(9月) 1/3
8年生以上 12〜15 休眠期 2/3 ふじ 15kg
ジョナゴールド
(王林)12kg
秋期(9月) 1/3
※三要素成分比率: 窒素 10、リン酸 4、カリ 8
※全面施肥(樹冠下施肥の場合は上記の半量とする)
 なお、春先乾燥しやすいところでは年内の休眠期施用とする。また、樹冠下は養分の流亡が多く、酸化しやすいので、毎年10a当たり1〜 2t位の堆厩肥と適量の石灰を施用し、軽く耕運しておく。
園芸試験場
 環境部
養蚕 密植速成機械収穫桑園の造成法  桑葉生産性の飛躍的な向上をねらいとしたバインダ型条刈取機が導入できる密植速成機械収穫桑園の基本的な造成法として、造成前の土壌改良(全面深耕、酸性土壌の改良、有効燐酸の富化、有機質の施用等の土壌改良、目標と手順)と、植栽法として古条挿木
法、苗木密植法、苗木横伏法、古条伏込法による方法の要領と、その後の肥培管理、活着不良等による空地の補填処理を示した。
蚕業試験場
 栽桑部
畜産 殺草剤と火入れによる草地の不耕起更新技術  播種前の殺草剤(グリホサート剤)と火入れによる地表処理により、安定した牧草定着と生産が得られる。
 このことから、上の技術は草地の更新に機械を導入できない急傾斜放牧地等の牧養向上に役立つ。
畜産試験場
 外山分場
 
3.指導上の参考事項
分野 No. 成果名 成果の概要 担当部
水稲 粒状育苗床土酸度矯正資材の使用  施用量は緩衝能曲線を求めて定める。pH低下能は硫酸、ニトロフミン酸に比較して緩やかであり、過剰施用での障害も少なく使い易い資材といえる。しかし価格及び安全性を考慮し施用上限を400g/箱(重量比約10%)とする。400g/箱施用の場合価格は28円である。 農業試験場
 環境部
水稲育苗用生育調節剤(イソプロチオラン粒剤)使用によるムレ苗発生  イソプロチオラン粒剤を育苗の緑化始期に1箱当たり25gを箱の表面に均一散布し、粒が崩壊する程度灌水することによってムレ苗に対する予防効果が認められる。ピシウム、リゾープス属菌に対する効果は劣るので、タチガレン粒剤、ダコニール水和剤による防除は慣行通り行う必要があり、出芽時に芽が薬剤と接触すると薬害が見られるので出芽以後に散布する。 農業試験場
 技術部、環境部、
県南分場
水稲育苗箱への腐植酸肥料散布について  初期の活着促進及び茎数確保を目的とし、移植直前の育苗箱への施用量は箱当たり200〜300gとし、移植前2〜3日以内で十分灌水する必要がある。稚苗、中苗いずれも効果が期待できる。床土に緩衝能の小さい花崗岩土壌のような砂質土を用いた場合障害を生じるので使用しない。また、緩衝能の小さい沖積土及び人工床土でも散布後3日以内の放置では、障害が出るおそれがあるので使用基準は必ず守る。 農業試験場
 環境部
麦作後における晩植水稲の栽培法  転作麦の連作害の除去と耕地の高度利用をはかるため、麦作跡の晩植水稲の栽培法を次のように確立した。
 品種はハヤニシキ及びコチミノリ程度の熟期のものとし、育苗は中苗方式で日数は25日程度とする。栽植密度は25株/m2以上で1株本数を多めとする。移植はハヤニシキで6月25日まで、コチミノリで7月10日までとする。収穫は出穂後の積算温度900℃以上を確保して刈取り、晩限は麦の播種晩限にあわせる。栽培対象地域は花巻市以南のササニシキ栽培適地の転換畑水田とする。
農業試験場
 県南分場
異常気象年における水稲の刈取時期と品質(とくに登熟遅延の著しい場合の刈取時期)  出穂期から初霜期までの積算気温(平均気温)が950 ℃以上の著しい登熟遅延で、茎葉の老化も少なく、青未熟粒が多い場合は初霜後の刈取りでも青未熟粒の整粒への移行により品質の向上が期待できる。しかし、初霜後の強霜を考慮して茎葉の枯死以前で初霜後10日以内の刈取りが必要である。 農業試験場
 技術部、県北分場
県南部養蚕濃密地帯における複合化のための良質米安定多収生産の対策技術  ササニシキ(従来はトヨニシキ)導入した稚苗移植による中型機械化栽培体系を作成し、併せて蚕の多回育における作業時間との関係を明らかにした。
 これにより労働競合を回避し、適期作業により品質の向上が期待できる。廃条堆肥1t/10a施用で堆厩肥の代替が可能である。溜池灌漑地帯で珪カル200kg/10a施用が有効である。
農業試験場
 県南分場
ササニシキに対する側条施肥と追肥法  基肥全量を側条施肥とし、慣行窒素施肥量の20〜30%の滅肥とする。その場合、りん酸、カリの補正はとくに必要ない。追肥は、従来重点とされていた減分期よりは早めて幼形期追肥とし、追肥量は窒素成分で0.2kg/aを標準とする。
 以上の施用法で、慣行施肥体系の収量水準となり、省力的かつ低コストにも結びつく。
農業試験場
 県南分場
水田における新開発有機物施用法  分析値から見た特性は、廃条堆肥(蚕沙廃条堆肥)は、三要素成分は牛厩肥よりやや高いが比較的中庸な有機物であり、工場堆肥(オガクズ発酵鶏糞堆肥)は成分濃度が高く低度化成肥料的な性格をもち水田土壌中での分解は稲わらに類似する。
 施用量は、廃条堆肥は県南沖積地帯を対照とし1t/10a以下とし、工場堆肥は高濃度及び高価格であること等から、県南沖積地帯では0.3t/10a以下、県中央火山灰地帯では0.3t/10aとする。工場堆肥は、県北高冷地帯では初期生育の遅延及び、肥効不安定のおそれがあることから使用しない。
農業試験場
 環境部、県南分場、
県北分場
水田除草剤の実用化(ナプロアニリド、ベンチオカーブ粒剤)  本剤は近年の異常気象下においても安全性が高く、ことに、低温時に使用できる。
 本剤の成分であるナプロアニリドは正常なホルモン作用の働きを乱し枯殺するが、筒状葉、株開張などの発生がなく、稲の葉齢や温度に規制されない。また、ベンチオカープは稲に対し安全性が高くノビエに対する枯殺力も強い。
 処理時間:移植後15〜20日、使用量:3kg/10a、適用土壌:壌土〜堆土、適応地帯:全県、適用雑草:ノビエ、その他1年生雑草マツバイ、ホタルイ、ウリカワ。
農業試験場
 県南分場、技術部
10 自動灌漑装置の性能と生育収量  自動灌漑装置は実用性が高く、水管理の省力化とともに、慣行水管理法と比較して、水田水温が高めに経過し、水口の青立ち現象も少なく、水口、水尻の生育差が少なくなり、合理的な水管理を行うために有効な装置である。 農業試験場
 技術部
11 イネミズゾウムシの防除法 (1)本田初期の予防(越冬後の成虫と幼虫対象):田植直前にカルホスファン粒剤箱当たり50gを育苗箱施用する。
(2)水面施用の防除時期(幼虫対象):5月下旬にMPP粒剤(5%)、 PHC粒剤(5%)の他防除基準に示してある薬剤10a当たり4kg施用する。
農業試験場
 環境部
12 ライフグリーンの肥料的農薬的効果  表示されている成分は全成分であり、可給態成分は少ない。土壌pHの上昇及び低下させる働きはなく、酸素放出能及び水稲種子の消毒効果は認められない。 農業試験場
 環境部
畑作 短期青刈り麦類の特性について 短期青刈り麦類と適合する品種としては、
(1)オオムギ:「ミユキオオムギ」が耐寒雪性が強で早生、多収である。
(2)ライムギ:「キングライムギ」、「春一番」がさび病並びに雪腐れ病に強く、早生で多収である。
(3)エンバク:春播きは「豊葉」、「太豊」、「雪印101」が多収、夏播きは「ハヤテ」、「極早生スプリンター」がさび病に強く多収である。
農業試験場
 県北分場
やませ地帯畑地における麦類作付けによる土壌風蝕の防止効果  県北沿岸部のやませ地帯では、春先の季節風(西風)による畑地の土壌風蝕が著しいが、麦類の作付けにより、作付地はもとより、風下側でも土壌風蝕防止の効果が高い。ちなみに4月から5月の1カ月間の10aの土壌飛散量は風上側の裸地畑で約3.1t、麦作付地で約0.3t、風下側の裸地畑で約1.3tで、麦類の作付による効果が高かった。 農業試験場
 県北分場
大規模転作小麦栽培の実態と対策  県南部における大規模転作小麦栽培の実態を調査し、技術的特徴、問題点及び対策を明らかにした。大規模転作小麦作の10a当たり投下労働時間は大型機械化体系により著しく短縮された。ドリル播、大型コンバイン収穫、火力乾燥による省力化が特徴であり、大型団地を形成して固定型となり、小麦一年一作の連作指向がみられる。また、連作によりギシギシ等の強害雑草が多発し、減収要因となっている。この対策として青刈作物の鋤込み・湛水代かき・除草剤処理・田畑輪換等の技術を危機段階に応じて明示した。 農業試験場
 県南分場
大豆に対する窒素施肥及び土壌改良効果  基肥窒素増施により生育収量増となるが過剰生育障害をさけるため4kg/10aとする。ただし、転換畑を含む沖積土壌や肥沃地では2kg/10aの施用とする。開花期以前の生育が不良の場合、開花期以降2kg/10a程度の窒素追肥で10〜30%の増収を期待できる。しかし作業的に困難を伴う。またやませ地帯での効果は不明である。有効燐酸(トルオーグ態)は16mg目標とし、輪作体系のなかで土改材施用を考慮する。良質堆厩肥の増投は土壌養分の向上、根粒活性及び大豆の後期栄養上からも望ましく、2〜 4t/10aの施用を輪作体系のなか考慮する。 農業試験場
 県南分場、県北分場
県南地域における小麦大豆1年2作の体系化技術(追捕)
 −大豆ワセスズナリの窒素施肥法−
 小麦跡晩播栽培で栽植密度を20,000本/10aとし基肥窒素4kg/10aとする。麦稈鋤込の場合2kg/10a増施する。基肥窒素増施により、初期生育の旺盛、開花期生育量及び稔実粒数の増大となり多収となる。 農業試験場
 県南分場
大豆わい化病防除対策 (1)発生確認地域(22市町村)は、種市町から釜石市までの沿岸市町村と二戸市から滝沢村までの国道4号線沿いの市長村及び九戸郡、衣川村、藤沢町。とくに田老町以北の沿岸部で程度が高い。
(2)ジャガイモヒゲナガアブラムシで媒介されるウィルスが原因で、播種時にジメトエート粒剤か、エチルチオメトン粒剤、 10a当たり4kgを作条施用してアブラムシを防除。
農業試験場
 環境部
畑作除草剤の実用化(とうもろこしに対するシアナジン水和剤の実用化)  イネ科、広葉雑草の多発するとうもろこし畑では体系処理または混用処理で対応してきた。シアナジシ水和剤はイネ科、広葉の両草種に有効で、10a当たり200〜300gを播種後〜出芽前に土壌処理で用いる。
 なお、土壌が乾燥状態では希釈水量を多めに、過湿状態では所定の範囲内で薬量を少なめに処理する。また、砂質土壌での使用はさける。
農業試験場
 技術部
水田転作ハトムギの品種と栽培法  昭和58年より新たに契約栽培対象品種となった「徳田在来種」は容積重が軽いため、種子選別を厳重に行うことと、種子浸潰を十分行うことが必要である。
 また、移植期の早限は平均気温15℃出現日、直播の早限は平年脱霜日とする。
農業試験場
 技術部
ばれいしょの早期出荷栽培について  現在の技術体系では出荷が8月以降になり、北海道産のものと競合することが問題となる。新品種ワセシロはイモの肥大が早く、催芽処理とマルチ栽培を組合せることで、さらに肥大が早まり、7月中の早期出荷が可能で2,000〜2,500kg/10aの収量が期待でき、価格の面でも有利である。
 なお、やませ地帯、高冷地ではマルチ被覆を前提とすること。
農業試験場
 技術部
経営 山村地域における経営再編志向農家層とその経営再編施策の方向  山村地域の農業者の農業再編に対する意向調査から当面の指導対象とすべき農家層は経営主が40〜50歳代で多少とも商品作を導入し経営再編意欲の高い農家とし、その再編可能性と再編施策の方向は次のとおりである。
(1)経営再編の可能性:70〜80aの耕地規模ではハウス野菜(雨よけほうれんそう等)やしいたけを基幹とした集約的経営で自立化が可能(所得300万円以上)となる。
(2)再編施策の方向:再編志向農家に対する集中的な技術指導、助成と標高、傾斜の方向など多様な条件に即応した作目選択と短期資本回収が可能な作目とすること。
農業試験場
 経営部
新規開園地におけるりんごわい化集団経営確立のための個別経営転換の進め方  新規開園後数年問続く未収益期間には、参加農家の所得確保難、集団経営との労力競合などによる集団経営崩壊の危険が大きい。これを回避するためには、集団経営の労働必要量に即応しつつ出役し、かつ家計費の確保を図り得るような個別経営転換が必要となる。
 具体的には、個別経営の転換計画を策定し、現金支出の削減、貯蓄のとりくずし、一部財産の処分、換金つなぎ作目の導入、既存部門の整理合理化などが検討される必要がある。
農業試験場
 経営部
果樹 ふじ中間台利用によるジョナゴールド、王林、つがるなどの樹勢向上  M26台とジョナゴールド、王林、つがるの組合せによる樹勢低下は、苗木を作る際に、ふじを10cm程度挿む。また、既存樹にはM26と穂品種に接目コブをまたいで橋接ぎをする。 園芸試験場
 果樹部
モモシンクイガ発生型の年次変動に伴う重点、防除時期の変更  近年の低温を基調とする異常気象のため、モモシンクイガの発生型に若干の変化が見られている。このため、従来、1化型と2化型が混発する地帯での重点防除時期を2化型成虫発生盛期に当たる6月下旬としたが、今後はこれを改め、1化型成虫の発生盛期に当たる7月中〜下旬とする。 園芸試験場
 環境部
ピレスロイド系殺虫剤のりんご諸害虫に対する使用法  ピレスロイド系殺虫剤(商品名、パーマチオン)はりんごの重要害虫であるモモシンクイガとキンモンホソガを対象に、1,000倍の濃度で、7月中旬及び8月中旬に使用すると有効である。なお、本剤は養蚕地帯では使用しない。 園芸試験場
 環境部
野菜
花き
夏秋どり雨よけはうれんそうの栽培法  雨よけほうれんそうでは株重の良いL級の価格が高いことから、栽植様式と株重、収量の関係について検討した。その結果、株重と栽植株数とは負の相関が高く、a当たり9千〜2万株の範囲では収量と栽植株数の関係は正の相関にあるが、1万5千株以上で
は屑物が多いことから、栽植株数は1万2千株〜 1万株(ベッド面積当たり)がL級以上の収量が多くて屑物が少なく、適当と認められた。
 条間は8〜15cmの範囲では収量、品質に大差は認められないが、機械播きを考慮すると12cm程度が良く、その間引き株問は7〜8cmとなる。
園芸試験場
 高冷地開発センター
夏秋きゅうりの品質保持限界と簡易予冷効果  夏期の高温時に収穫したきゅうりは鮮度低下が著しい。このため、簡易な通風方式による予冷により品温の上昇を防止し、品質保持効果の向上を検討した。
 その結果、 10℃予冷、16.1℃保冷程度の簡易予冷でも常温貯蔵に較ベ2.5〜3.0倍-品質保持を延ばすことが可能であった。この際に要する電力消費量は本格的な冷蔵(予冷2.5℃、保冷7.2℃)に比べ約半分であった。
園芸試験場
 環境部
さやえんどうのべと病の診断法と対策  さやえんどうのべと病は灰色かび病と誤診されやすく、防除を一層困難にしている。本病は新奇病害でしかも発生地域が拡大し、大きな被害を与えている。
[診断]:地上部のいずれの部位にも発病する。しかし、葉の病徴がもっとも目立ち、角型病斑を作り葉の裏面に灰色の厚いかびを生ずるのが特徴である。灰色かび病は円型病斑で葉の表面にかびを生ずる。
[対策]:越冬は被害茎葉・さやで、主として行われるのでこれらを焼却処分する。種子伝染もするので発生地での採種はさける。
園芸試験場
 環境部
えだまめの収穫法  えだまめの刈取りは大豆用ビーンハーベスターの利用が可能で、人力の約9倍(40分/10a)の能率である。もぎ取り機の能率・精度も高く、人力の5〜6倍の能率(16時間/10a)で実用性が認められた。 農業試験場
 経営部
レタスの畑地灌漑効果について  レタスの(1)生育初期の灌水は、発芽が揃い、活着が良好となり、生育量が確保され、計画安定生産が可能となる。(2)生育全期間の灌水は乾物生産量が増加するほか結球期の灌水により収量が増加する。
 灌水方法は、(1)播種並びに移植時の灌水は作業の1〜2日前に十分(10〜20mm)灌水する。また、播種後〜出芽揃い、また、移植後活着までに1〜2回( 3〜4日間断)灌水し、 1回につき、灌水量3〜5mmとする。(2)出芽並びに、活着後結球始期まで灌水始点pF3.0 、結球始期から結球肥大期までは灌水始点pF2.3 、収穫期は無かん水とする (但し、pF値は深度10cmとする)。
農業試験場
 県北分場
畑地灌漑施設利用による防霜技術  防霜の手段として、従来煙霧法や被覆法がとられているが、灌漑(散水氷結法)による防霜が可能となった。防霜方法の条件はスプリンクラー等散水施設利用による場合、
(1)散水開始時期:圃場気温(地上1.5m)が3℃となったとき。
(2)散水強度: 4mm/時。
(3)散水停止時期:日の出後、作物体を被覆した結氷が完全に融解したときである。
農業試験場
 県北分場
施設果菜類病害に対するくん煙法及び微粉少量散布法(FD法)による防除について  くん煙法、 FD剤は貰行の液剤散布に比べ、
(1)作物が繁茂してからの作業が簡便である。
(2)作物の残留が少ない。
(3)散布作業者が農薬を吸入する可能性が低い。
(4)ハウス内湿度を高めない、
 等の利点がある。
農業試験場
 環境部
養蚕 植付2年目枝条の地中横幹による密植桑園の簡易造成  栽植距離を2m×1m(10a当たり500本)と疎植して、翌春に2m幅の株を結ぶ線上に15cm程度の溝を掘り、 2年目の枝条を曲げて伏せ込み、針金(10番線)で抑え、新梢が伸びた6月下旬頃針金を除き土寄せると、畦間1mの地中横幹型の密植桑園ができる。
この方法は桑品種の制約がなく、苗木の所要量が少なく造成経費が節減できる。
蚕業試験場
 栽桑部
2年目古条伏せ込みによる密植桑園の簡易造成  苗木を用いないで前年生の1年古条を伏せ込む方法は、品種により活着が不安定である。前年に株上げ春切りや計画残桑法で収穫した2年生古条は、通常春切りして廃棄される。この古条再発枝分岐部に定芽を残して再発残枝を除去し、幅20cm・深さ10cmの溝を掘り、千鳥状に2本並べ、3cm程度覆土し、ポリマルチを30日前後行うと1年生古条より活着率が向上して簡易安価に密植桑園が造成できる。 蚕業試験場
 栽桑部
既設桑園の株下げ樹勢更新と畦間栽植による密植桑園化  既設桑園で改植時期に達した桑樹を、春発芽前に地際から水平伐採して樹勢を更新し、その畦間中央部に土壌改良資材を散布してトレンチャ等で深耕を行い、ポリマルチして25cm間隔に古条挿木するか、 40〜50cm間隔に苗木を植付けポリマルチを行うと、改植よる収穫量の急激が避けられ、経費も少額で密植桑園化ができる。 蚕業試験場
 栽桑部、一戸分場
春蚕残桑の夏秋蚕期における収穫法   春蚕期の残桑をその後の蚕期に基部から伐採収穫すると、樹勢を損なうが、第二春蚕あるいは夏蚕期に新梢の伸びた枝条3本に5〜6枚の葉を残して収穫し、晩秋蚕期には再発枝に5〜6葉残して収穫する(新梢3本残葉収穫)。2蚕期に利用するときは、株の片面着生母条の先端3枝条5〜6葉残して収穫し、次蚕期に残母条の枝条を同様に収穫する(片側伐採収穫) 。これらの残葉収穫は樹勢を損わない。 蚕業試験場
 栽桑部
冷夏年の晩秋蚕期における夏切桑の収穫法  昭和55年以降は夏期の異常低温が頻発し、これに遭遇した夏切桑は発芽が遅れ、その後の伸長も著しく阻害される。このように冷夏年で夏切桑の生育が良くないときの晩秋蚕期収穫は、小枝と横枝を残して、普通枝を基部から伐採収穫すると、慣行の40〜50cm残水平伐採収穫に比べ、収穫枝が長く収量が多い。また、翌春発芽前伐採すると生育と樹勢に差がない。 蚕業試験場
 栽桑部、一戸分場
桑園内の雑草発生量と含有する無機成分  桑園の生産性向上をはかるには、施用した肥料の有効利用が望まれるが一般に適期除草の行われない桑園もある。桑園内の雑草発生量は、耕転40〜50日後の10a当たり生草量で、春期2,400kg、夏期3, 600kg程度であり、これに含まれる無機成分は窒素17〜22kg、燐酸5〜7kg、加里22〜37kgと多い。強害雑草のササ類は葉中に多く、春より秋のものに多い。 蚕業試験場
 栽桑部、環境部
桑園雅章のDBN・DCMU粒剤による防除  桑園雑草の適期防除は、桑園管理上の重要作業である。特に機械除草が難しい株間の除草は除草剤を使用すると効率的である。
 DBN・DCMU粒剤(カッター粒剤)を秋冬期に10a当たり無耕転で6〜8kg、耕転後は5〜6kg、春期雑草発生前から発生初期では、無耕転6〜9kg、耕転後5〜6kgを土壌表面に全面散布する。土壌水分が多い時に効果が高い。
蚕業試験場
 栽桑部
桑生垣による桑園の風食軽減効果  県北畑作地帯の農地では春の4〜 5月に偏西風による土壌風食が甚だしく、土壌保全と施肥効率面からもその防止が望まれる。
 桑園の西側へ株問25cm、幅50cmの千鳥状に桑古条挿木法で桑生垣を造成する。その年の晩秋に枝状を1m残して先端伐採を行い、次春以降は片側1列を枝条基部で春切剪定する。この桑生垣で減風し、飛散土壌量は10m離れた地点でも30%減少し、風下の桑生育もよい。桑生垣桑は偏西風の終息後に収穫利用する。
蚕業試験場
 一戸分場
簡易蚕舎土面のポリプロピレンシート敷設による改善効果  アルミハウス等簡易蚕舎の床土面にポリプロピレンシートを敷設することにより、安い価格で飼育環境の清浄化及び上蔟環境の良化によい結果を得た。
(1)敷設前に、地面消毒として消石灰3.3m2当たり1kgを散布した後、シートの両側が2cm位重なるよう敷設し、蚕座を組立てる。
(2)シートは非吸水性なので、 ホルマリン液消毒後、布等で吸い取る。また、蚕期終了後、シートは取りはずして水洗いする。
蚕業試験場
 養蚕経営部
10 蚕糞・蚕沙利用による桑の紫紋羽病防除技術  紫紋羽病の防除法として、蚕糞・蚕沙の利用について検討した結果、紫紋羽病に罹病した桑株のまわりを、 30〜40cmの探さに掘って根を露出させ、蚕糞・蚕沙を1株当たり8〜10kgあて根株のまわりに施して覆土することにより、蚕糞の発酵によって、紫紋羽
病菌の繁殖が抑えられるとともに、新根の発育が促進され、樹勢の回復が図られる。
蚕業試験場
 環境部、一戸分場
11 タバコ畑に隣接した桑園のニコチン汚染とその対策(追補)
 −夕バコ汚染桑のニコチン迅速検定法としゃへい物による桑の汚染防止−
 ニコチン検定に供する抽出液を得るには、従来の方法によると12〜24時間を要したが、採取した桑葉を熱湯に数秒間浸した後、手押式ジューサーを用.いて圧搾汁を採取する方法によると、 15〜20分の短時間で採取することができ、ニコチン含量を0.1ppmで検出できた。
 また、タバコ畑あるいはタバコ乾燥室附近の桑園で、ニコチン汚染の怖れがある場合は、隣接する桑の1〜2畦(株)を春切無収穫としてしゃへい物にすることにより、残りの桑園は晩秋〜初冬蚕期に利用できる。
蚕業試験場
 環境部
12 自動消毒装置による稚蚕共同飼育所の消毒  養蚕飼育施設の消毒は、刺激臭の強いホルマリンが主体であるため、施設内の消毒作業は大きな苦痛となっている。そこで最近開発された自動消毒装置による稚蚕共同飼育所の消毒効果について検討した。
 その結果、施設内には口径0.3mmの噴霧ノズルのみを取付け、施設外のコンプレッサーから圧縮空気を送り込み、ノズル附近の薬剤タンクからホルマリン原液を5〜10μの超微粒子で噴霧することにより、消毒効果があがり、しかもホルマリン消毒の人体に及ぼす影響から解放される。
蚕業試験場
 環境部
13 合成ピレスロイド系殺虫剤の蚕に及ぼす影響  果樹・野菜などの害虫を対象として登録された合成ピレスロイド系殺虫剤は、対象害虫に対する速効性、高い殺虫活性、優れた残毒性を有する反面、蚕に対する残毒日数は極めて長く、散布100日後でも100%致死させるほどの残毒性を示した。また、スピードスプレヤーで多量散布した際の飛散による蚕への影響は、平均風速2.0〜4.2m/sec条件下で、風下150mまで認められるなど極めて毒性が強く、今後は養蚕現場における被害や各種トラブルを未然に防ぐため、適正な使用法の確立が必要である。 蚕業試験場
 環境部
14 有機物マルチによる傾斜地桑園の土壌  耕うん困難な傾斜地桑園においては、土壌改良は十分行われず低生産性の一因となっているが、このような桑園に牛厩肥などの有機物をマルチすることにより、桑の根系発達を促し、下層土の養分状態を改善することができ、30〜40%の桑増収が図られる。この場合、稲わら牛厩肥は、毎年2,000kg/10a必要であり、オガクズ・モミガラ牛糞は3,000kg/10aを3年毎に施用する必要がある。 蚕業試験場
 環境部
畜産 パントテン酸投与による下痢の予防  哺乳子牛の下痢は発育を阻害し、その経済的損失は多大である。これを防止するには、腸内フローラのバランスを有利に保持するといわれるB群ビタミンの1つであるパントテン酸を生後から1日1g、30日間投与することが有効である。 畜産試験場
 外山分場
発情、排卵同期化法を活用した人工授精技術(牛)  肉用牛の多頭化が進む中で人工授精等繁殖や管理技術の省力化を図るには、 PGF2αやHCGを併用し発情や排卵を同期化し、種付卵寺期を揃え集中的に人工授精を行うのがよい。このことは、その後の分娩や子牛育成の省力につながり有用である。 畜産試験場
 外山分場
ビニールハウス牛舎の実用性  簡易で安価なビニール畜舎について、その費用、冬期の舎内環境、耐久性、育成牛の増体等を検討した。その結果、強風、豪雪地帯でなければ、簡易牛舎としての役割を十分果たし得るものと思われる。 畜産試験場
 乳牛部
豚枝肉格付に影響を及ぼす要因  前年は胸囲から枝肉重量を推定する方法を確立し普及奨励に移したが、今回は上物率をさらに向上させるための要因を検討した。
 その結果、屠体長、屠体幅また背脂肪の関係では、背脂肪の背と腰の厚さとの関係が深く、上物率の最も高くなる厚さは、体長の1/2の背の脂肪が生体で1.8〜2.3cmの範囲にあった。
 なお、背脂肪の測定器は市販(26万円位)のデジタル方式のものは使いやすい。
畜産試験場
 中小家畜部
ハヤチネの組合せ検定からみた利用方式  L種の系統豚ハヤチネを造成し維持、増殖しながら普及に移している。また、ハヤチネをより有効に利用するために、繁殖、産肉性について相性によい組合せをW種、D種で実施した結果、ハヤチネ♀×岩手畜試W♂や茨城支場D種の組合せによる成績がよかった。
 このことから、LW-DやWL-Dの肉豚生産利用が好ましいと考える。
畜産試験場
 中小家畜部
パソコン(PC-8201)による肥育牛収益シミュレーション  県内各畜産指導所に配属されたPC-8201の利用について、経営診断に利用できるよう本年はとりあえず肥育経営について、所得及び要因シミュレーションについてプログランムを作成した。
(1)所得シミュレーション:肥育牛の所得は、DG、飼料要求率、エサ単価等、種々の条件から形成されている。プログラムは条件の違いによって所得額が変化するものである。
(2)要因シミュレーション:1頭当たり所得を指定した場合、要件(素牛価格、導入時生体単価、販売額、出荷体重、枚肉単価、エサ単価)の限界値を打ち出す。
畜産試験場
 経営部
日本短角種去勢肥育牛の周年出荷とプール精算システム  日本短角種去勢肥育牛の周年出荷を実現するためには、現段階では肥育方式の組合せをせざるを得ない。
 しかし、肥育方式問の生産コストが異なり所得に差を生ずるため周年出荷の障害となる。そのためプール精算システム(標準的生産費用の補償と労働報酬を分配する)を作出した。精算プール収支を安定させるため、 「規格外れ」による収益減少は生産者負担とし、また出荷体重を規制する条件をつけた。
畜産試験場
 経営部
オーチャードグラスの栄養価推定法  可消化養分総量(TDN)含有率は生育日数との間に高い負の相関があり、 1日当たり1番草は0.4%、再生草は0.17%減少する。
 可消化粗蛋白質(DCP)は生育日数だけでなく、窒素施肥量により変動する。
畜産試験場
 草地部
飼料用とうもろこしの連作における堆厩肥の効果  堆厩肥10a当たり3トン以上施用することにより、連作4年目で無堆厩肥に比べ 118、5年目124と生産力を維持した。
 なお、5カ年の平均収量は堆厩肥0、3、6トン/10aは100、115、114の収量指数であった。
畜産試験場
 草地部