研究レポート 岩手県農業研究センター
たまねぎ春まき作型の栽培法
 
【1 成果概要】
作型 品種 適応地域 栽植距離 単収
春まき もみじ3号 県中北部 畦幅150cm
24cm×12cm
4条(22,222株)
マルチなし
5,000kg/10a
○:播種 ●:定植 ―――:生育期間 :収穫期間
 
品種は秋まき中晩生品種‘もみじ3号’が最も適する。収穫期は7月下旬〜8月上旬となり、単収5t/10aが期待できます。また、定植時期は4月中下旬が適しています(図1、図2)。
マルチ被覆を行うと腐敗球や裂皮球が増加するため、マルチなし栽培が適します(図1)。
栽植距離は畦幅150cmの4条植え、条間24cm×株間12cmとして下さい。
収穫時期は過半数が倒伏した日の1〜2週間後が適します。
 
図1 マルチなし‘もみじ3号’の4/15定植の収量が高い

図2 適品種‘もみじ3号’
【2 効果】
○中山間地域の新品目として経営所得の向上に寄与します。
【3 留意事項】
(1) ‘もみじ3号’は貯蔵性があり、従来の秋まき品種に比べると加熱調理に適します。
(2) 育苗方法については研究レポートNo.768を参照ください。
(3) 試験は基肥N-P2O5-K2O:15-30-15kg/10aとし、追肥は行っておりません。
(4) 条間24cm×株間12cmは、全自動移植機(OPK-4)にも対応可能です。
(5) マルチなし栽培のため、除草剤の体系処理が必要です(研究レポートNo.769参照)。
(6) 病害虫防除対策については試験中ですが、ネギアザミウマによる食害や細菌病(軟腐病、りん片腐敗病)、べと病等による被害が懸念されることから、5月下旬以降7〜10日間隔で薬剤防除を実施してください。
(7) 収穫後は収穫物を野菜コンテナに入れ、遮光したビニルハウスに積み、通風乾燥してください。
(8) 詳細については、「平成26年度試験研究成果PDF:526KB)」をぜひご覧ください。

【4 適応対象】
(1) 地帯  県中北部
(2) 対象者  営農指導者(農業普及員等)

 担当研究室
 県北農業研究所園芸研究室
 〒028-6222 九戸郡軽米町大字山内23-9-1
 TEL. 0195-47-1074 FAX. 0195-49-3011

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