トマトすすかび病とCf-9品種を侵す
葉かび病(新レース)の新奇発生と診断のポイント
 
【1 成果概要】
 ○ トマトすすかび病とCf-9品種を侵すトマト葉かび病(新レース)の新奇発生が確認されました。
すすかび病と葉かび病は症状が酷似し、病徴に基づく判別は困難であるため、生物顕微鏡下で分生子を観察して区別します(写真1〜4)。

写真1 葉表における病徴
(左:すすかび病、右:葉かび病)

写真2 葉裏における病徴
(左:すすかび病、右:葉かび病)
摘要) すすかび病と葉かび病は症状が酷似しており、病徴に基づく肉眼での判別は困難。

写真3 トマトすすかび病菌の分生子

写真4 トマト葉かび病菌の分生子
摘要)  葉上に形成された分生子の形態を生物顕微鏡下で観察することにより、容易に区別できます。すすかび病菌の分生子は細長い糸状、葉かび病菌の分生子は丸みを帯びた円筒形〜楕円形です。

【2 留意事項】
 1  両病害ともに密植、過繁茂、換気不十分の施設栽培で発病しやすいので、多湿にならないように 管理してください。
 2  発生圃場では薬剤散布が必要となります。薬剤の選定にあたっては、平成21年度岩手県農作物病害虫・雑草防除指針を参考としてください。
 
【3 効果】
 トマトすすかび病及び葉かび病の的確な診断につながります。
【4 適応対象】
 農業普及員等の指導者等

 担当研究室
 環境部病理昆虫研究室
 〒024-0003 北上市成田20-1
 TEL. 0197-68-4424 FAX. 0197-71-1085

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