キャベツ・レタスにおける夏季高温期の真空予冷庫設定条件

 夏季等の高温期は、収穫後品温が上昇していることから真空予冷施設の設定(到達真空度、本引き時間)を変更して用いる。品温30℃程度の場合、キャベツでは4.6〜6.0 torr (mmHg)/10min、レタスでは5.0〜7.0 torr(mmHg)/3minを高温期の基本設定とし、各施設の冷却能力に応じて変更を加える。


 キャベツ真空予冷中の品温推移

 図1は、品温約30℃のキャベツを通常設定(6.0〜8.0torr)で真空予冷したものであり、本引き時間は試験のため20分間実施した。同様に図2は、4.5〜6.0torrで真空予冷したものである。通常設定では、目標品温(玉全体平均10℃)に達するのに27分程度を要するが、改良設定では24〜25分程度に短縮される。また、部位(葉部、芯部)による冷却むらも少ない傾向にある。
 レタスにおいても同様の試験を実施した結果、下表に示す真空予冷条件が得られた。なお、各施設により冷却能力が異なるので、下表を参考に調査試運転を実施する必要がある。

 夏季高温期におけるキャベツ・レタスの真空予冷条件
目標到達品温(玉全体平均) 真空予冷条件
貯蔵適温 真空予冷 通常設定 夏季高温期等
 (概ね品温25℃以上)
キャベツ 3〜5℃ 7〜10℃  6.0〜8.0torr/5〜10min  6.0〜8.0torr/15min
 4.6〜6.0torr/10min
レタス 3〜5℃ 5〜 7℃  6.0〜8.0torr/2〜 4min  6.0〜8.0torr/ 5min
 5.0〜7.0torr/ 3min

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