酪農経営における撹拌型堆肥化施設の導入指針

 経産牛50〜60頭規模の酪農経営において、3タイプ(スクープ式密閉縦型ロータリー式)のふん尿処理施設の特徴を明らかにして、自己の経営または希望に適合する施設を容易に選択できる指針(チャート)を作成した。


図1
 施設選択チャート


スクープ式

ロータリー式

密閉縦型
各々の処理施設の性能、特徴を踏まえて図1のチャートにより自己の希望に適合する処理施設を選択する。

 堆肥化性能
  有機物分解率 発酵槽内温度 備   考 注:夏期と冬期の調査結果による。

 堆肥舎切り返しは堆肥化施設設計マニュアルを基にして算出した。
スクープ式 20% 60〜70℃  
密閉縦型 10% 55℃ 二次発酵必要、堆積時発酵温度70℃可能
ロータリー式 5〜20% 10〜40℃ 同上(ただし季節変動大)
堆肥舎切返し 16〜17%   オガクズ添加、月1回切返し150日処理





スクープ式は堆肥化性能良だが、コストは高め

ロータリー式低コストだが、冬期の性能低下

密閉縦型購入副資材無しでも運転可。
凡例:上から「施設建設費」「機械建設費」 凡例:上から「副資材費」「電気・燃料費」「償却費」
図2 建設及び維持コストの比較
注1:調査した施設をベースに試算した数値である。
注2:どちらのコストにもストックヤードは含まれていない。

 担当研究室
 畜産研究所 飼料生産研究室
 〒020-0173 岩手郡滝沢村滝沢字砂込737−1
 TEL. 019-688-7317、FAX. 019-688-4327

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