岩手県におけるネギハモグリバエの発生生態

 ネギハモグリバエ発育零点有効積算温度を明らかにした。予測される発生消長は、野外の消長とよく一致した。このことから、ネギハモグリバエの発生予察ができるようになり、岩手県では3〜4回発生することがわかった。


写真 ネギハモグリバエ(成虫)

 ネギハモグリバエは成虫の体長約2mmの小さなハエで、ネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ等を加害する。

 岩手県央以南では重要なネギの害虫となっている。
 ネギハモグリバエの発育零点・有効積算温度
生育ステ−ジ 発育零点 有効積算温度
 8.9℃ 48.9日度
幼虫 10.7℃ 88.9日度
11.6℃ 232.2日度
卵〜羽化 11.5℃ 345.5日度

図1 軽米町における発生消長と有効積算温度における発生時期の予測


は、越冬世代羽化盛期(舐食痕葉率の発生盛期:6月4半旬)を起点として予測した次世代の羽化時期を示す。


 本種の年発生回数は、概ね県北部・沿岸部で3回県中南部での発生回数は3〜4回である(図2)。

 ※予測に使用した気温デ−タはアメダスおよびメッシュ気象情報システムによる

図2 地域別年間発生回数

 担当研究室
 県北農業研究所 営農技術研究室
 〒028-6222 九戸郡軽米町大字山内23−9−1
 TEL. 0195-47-1072、FAX. 0195-49-3011

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