平成14年度病害虫防除基準に採用した主な殺虫剤・殺菌剤

 平成14年度岩手県病害虫防除基準に新規に採用した殺菌剤殺虫剤の中から、代表的な農薬の試験結果と使用上の留意点について紹介する。


図1 ピーマンのミカンキイロアザミウマに対する各種殺虫剤の効果
(H11,岩手農研セ 品種:京ゆたか 定植:4/19)

薬剤処理日: 6/24,7/1 調査日:7/1,7/11
調査方法: 薬剤処理前6/24と処理後7/1,7/11に10花当たりの寄生虫数を調査し,次式により防除効率を算出した。

防除効率% = 100− 無処理区虫数(6/24) × 散布区虫数(7/1+7/11) ×100
散布区虫数(6/24) 無処理区虫数(7/1+7/11)

 ピーマンに発生するミカンキイロアザミウマには、スピノエース顆粒水和剤(5,000倍)とコテツフロアブル(2,000倍)およびアーデント水和剤(1,000倍)の効果が高かった。

図2 りんごのミダレカクモンハマキに対する
     各種殺虫剤の防除効果(H13 品種:ふじ/M9A)   
図3 ウィン箱粒剤の処理時期と残効期間の比較
(H12 品種:ひとめぼれ, 所内試験)
ミダレカクモンハマキ3齢幼虫を1樹30頭放飼。
5/18薬剤処理、5/23調査。
   
播種4/24 移植5/22 いもち噴霧接種:レース007
接種日6月29日、7月7日、13日、19日、30日

 微生物由来のBT剤であるファイブスター顆粒水和剤(2,000倍)、エスマルクDF(3,000倍)のミダレカクモンハマキ幼虫に対する効果は、アタブロン(4,000倍)やロムダン(3,000倍)とほぼ同等であった。

 ウィン箱粒剤の処理時期を播種時、移植時と変えた場合の防除効果は7月第5半旬まではほぼ同等で、播種時処理と穂いもち予防粒剤(コラトップ 7月21日処理)との体系処理によって効率的にいもち病を防除できる。

 担当研究室
 病害虫部 病理昆虫研究室 
 〒024-0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4424、FAX. 0197-68-4316

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