優良県有種雄牛「北孝福」「菊鶴雪」の作出

 平成9年度産肉能力検定直接法)で選抜された候補種雄牛6頭について、平成12年度に同検定(間接法)を実施し遺伝的産肉能力を推定した。その結果、2頭の候補種雄牛の検定成績が特に優れていたことから、凍結精液の供給を開始した。


種雄牛造成の概要

 基幹種雄牛と基礎雌牛との交配により種雄牛候補を生産し、直接法により候補牛の飼料効率や体型等を調査する。

 間接法では候補牛の去勢雄子牛8頭を肥育し、枝肉形質を調査して基幹種雄牛となる個体を選抜します。

産肉能力検定(間接法)の概要

 北孝福、菊鶴雪とも日増体量は全国平均を下回ったものの、北孝福については脂肪交雑、ロース芯面積、推定歩留および皮下脂肪厚で、菊鶴雪については脂肪交雑で全国平均を上回る良好な値を示した。

 枝肉格付における上物率(4等級以上割合)は、北孝福では85.7%、菊鶴雪では100%といずれも全国平均の72.8%を上回った。

産肉能力の特徴

 これら種雄牛における産肉能力の特徴は、脂肪交雑が入りやすい点であり、一般肥育成績においても良い結果が期待される。

(写真左)
 北孝福 調査牛No.6
 母の父:茂宏 母方祖父:寿高
 枝肉重量377s A5

(写真右)
 菊鶴雪 調査牛No.2
 母の父:菊谷 母方祖父:恒徳
 枝肉重量344s A5

 担当研究室
 畜産研究所 種山畜産研究室 
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