スプレータイプの小ぎく新品種「アイマム」シリーズ

 岩手県の小ぎくは、りんどうに次ぐ露地転作品目として栽培が推進され、生産量が増加しているが、小ぎくに対する消費者の嗜好動向は変化しており、従来の品種より側枝や孫芽の少ないスプレー咲きの小ぎく品種の人気が高い。
 そこで、小ぎくとスプレーギクを交雑してスプレータイプ小ぎく「アイマム」シリーズ5品種を育成した。

表1 「アイマム」シリーズ品種特性(調査年:1999年)

アーリーイエロー ホワイト ホワイトピーチ ピンク イエロー
開花期(月日)  7/26  9/ 6 9/17 9/25  10/2 
切花長(cm)  90.4  115.3  102.4 124.5  87.5
舌状花色 明緑黄 黄白 上部:淡紫ピンク
下部:白
淡紫ピンク 明黄
(2705) (2501) (9502)、(01) (9202) (2506)
管状花色 黄緑
花の直径(mm)  30.0 36.6 41.6 36.0 31.2
分枝数(本) 11.6 17.8 14.3 12.2 11.2
花蕾数 27.2 50.1 32.4 50.4 37.7
茎強度
葉色 中〜淡
葉の光沢度
※1 開花期:黒マルチ利用のため「アーリーイエロー」「ホワイト」は現地(裸地)と比較し、1週間程度早まった。
※2 舌状花色:JHSカラーチャートによる

 「アーリーイエロー」
 8月上旬咲きでお盆の需要期に出荷できる黄色の品種。
 草丈は80〜90cm程度、「アイマム」シリーズの中でも分枝当たり花蕾数が少なく、すっきりした草姿である。

 「ホワイト」
 9月上中旬咲きで花色が白、芯が緑色の品種。
 草丈は100〜120cmと伸長性が良く、茎強度が強い。

 「ホワイトピーチ」
 9月中旬咲きで彼岸期に出荷できる品種。
 花色は上部が桃色、下部が白色という特徴を持つ。

 「ピンク」
 9月下旬咲きで花色は桃色、芯は緑色の品種。
 茎強度が強く、草丈は100〜130cmと「アイマム」シリーズの中で最も伸長性がある。

 「イエロー」
 10月上旬咲きで花色が黄色、芯が緑色の品種。
 葉は濃緑で光沢度が高く、茎強度は強い。草丈は80〜90cm程度である。
写真1
 「アーリーイエロー」
写真2 「ホワイト」
写真3
「ホワイトピーチ」
写真4 「ピンク」 写真5 「イエロー」

 担当研究室
 園芸畑作部 花き研究室 
 〒024−0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4419、FAX. 0197-71-1083

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