生分解性プラスチックマルチの特性と選択の目安

 現在市販されている生分解性プラスチックマルチは、伸びの大小と土壌中での分解程度から4タイプに分類される。各種作物に適したタイプの資材を選択することで、栽培上問題なく利用でき、生育収量もポリマルチ並を確保することができる。使用後は鋤き込むことにより、マルチ回収作業は省略でき、後作への影響もみられない。


 各生分解性マルチの特性によるタイプ分類


 縦軸は土壌中に埋め込んだマルチを90日後に取り出したときに分解せず残っている面積(%)

 横軸は伸びの大きさ(mm)


 生分解性マルチ選択の目安
栽培作物 使用の望ましい資材タイプ
 使用の望ましい資材タイプの( )内は上図の分類参照
生育期全般にマルチが必要な作物
(タバコ、えだまめ等)
 
 分解の遅いタイプ(I、II)
全面マルチなど強度を必要とする作物
(レタス等)
 
 伸びが大きく裂けにくいタイプ(I、III)
初期生育確保にマルチが必要な作物
(キャベツ、だいこん、スイートコーン等)
 
 基本的にはどのタイプでもOK(I 〜 IV)
ハウス果菜類(トマト)※  分解の遅いタイプ(I、II)
※ハウス果菜類は、他県での試験事例で適応性が認められている。



○参考
 生分解性プラスチックマルチの連用鋤込みによる後作への影響を、だいこんと小松菜で調査したが、両作物とも鋤込みの有無による生育への影響は見られなかった。

写真 生分解性プラスチックマルチ鋤込み風景

 担当研究室
 生産環境部 環境保全研究室
 〒024-0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4422  FAX. 0197-71-1085

「研究レポート」H14目次へ
No.177へ No.179へ
トップページへ