品種 ほうれんそう 春播き・秋播きに適する「イーハトーブ」

 ほうれんそうの春播き品種については、秋播きの推奨品種である「ミストラル」や「イーハトーブ」などを播種しているが、産地により播種時期が異なり、抽だいの発生などの問題が指摘されている。「イーハトーブ」は3月中旬から4月上旬8月中旬から9月上旬播種栽培で安定した収量を示し、抽だいも少なく、草姿も立性である。



写真 「イーハトーブ」

○品種育成元

株式会社 武蔵野種苗園
F1品種。平成9年に発表。
べと病レース1〜4に抵抗性を持つ。
○適応作型 播種期 3月中旬〜4月上旬
8月中旬〜9月中旬
○特  性 1.収穫までの生育日数は、春播きでは「ミストラル」と同程度、秋播きでは「ミストラル」より短く、「アトランタ」より長い。

2.1株当りの調製重は安定しており、収量性に優れる。

3.草姿は立性で、葉色は「ミストラル」より淡く、「アトランタ」と同程度である。

4.4月中旬から8月上旬までの播種は抽だいしやすいので避ける。

※調製重:子葉、第一・第二本葉、根部を除去したもの。
※※可販収量:調製重×a当栽植本数。

※葉色:葉緑素計SPAD502示度。
※※草姿:観察(5:立性 3:中間 1:開帳性)。
※※※抽だい株割合:花茎長の長さで分類。

 担当研究室
 県北農業研究所 産地育成研究室
 〒028-6222 九戸郡軽米町大字山内23−9−1
 TEL. 0195-47-1073  FAX. 0195-49-3011

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