基肥一回無追肥によるピーマンの減肥栽培

 ハウスピーマン栽培において、肥効調節型肥料マルチ畦内施肥、もしくは初期溶出抑制肥効調節型肥料育苗時全量ポット内施肥により追肥を省略できる。いずれも慣行施肥体系と比べ約3割窒素減肥しても、同程度の収量を確保できる。これらの技術は、エコファーマー認定の際に、持続性の高い農業生産技術として利用できる。


マルチ畦内施肥
1. 肥効調節型肥料(被覆硝酸系NK化成180日タイプ)と速効性肥料を、窒素成分比で8:2で組み合わせたものを使用する。
  
2. 施肥量は、窒素成分で速効性肥料を用いた追肥体系(全面全層施肥)の基肥窒素量と追肥窒素量の合量の約7割程度を施用する。
  
3. 施肥位置:マルチ畦内(通路を除いた畦の部分のみ)に施肥する。

育苗時全量ポット内施肥
1. 初期溶出抑制肥効調節型肥料(被覆燐硝安加里または被覆硝酸系NK化成180日タイプ)を使用する。
2. 施肥量は、窒素成分で速効性肥料を用いた追肥体系の基肥窒素量と追肥窒素量の合量の約7割程度を施用する。
3. 施肥位置:セル苗をポットに鉢上げする際、肥料を培土と混和しポット内に全量施肥する。

○は肥効調節型肥料

※両施肥法とも収穫後半に収量が低下した場合は、追肥対応も考慮する。

○4月中旬定植作型での試験。畦内施肥、ポット施肥は無追肥で慣行並の収量が得られた。

 担当研究室
 生産環境部 土壌作物栄養研究室
 〒024-0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4423  FAX. 0197-71-1085

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