小麦新品種「ネバリゴシ」の目標生育量と栽培法

 倒伏を避け、安定多収を確保するための穂数は平均で530本/uであり、このときの子実収量は平均で540kg/10aである。そのためには、播種量6kg/10aで適期に播種し、施肥窒素量は基肥を4〜6kg/10a、融雪期追肥を2kg/10aとする。さらに、目標とする粉のタンパク含量にするため、減数分裂期から出穂期にかけて2kg/10aの窒素追肥を実施する。

表1 成熟期の目標生育量及び粉タンパク含量
稈 長 穂 数 千粒重 子実収量 粉タンパク含量
77〜85cm 530本/u
(450〜600)
35〜38g 540kg/10a
(480〜600)
8.5〜9.5%
 播種期は、慣行どおりの標準播とする。
 県北部:9月20日頃、県中部:9月25日頃、県南部:10月5日頃


 播種量は6kg/10aを基本とするが、出芽の不安定な場所では8kg/10aを上限として播種量を増やす。

 それ以上の播種量では、倒伏や収量低下を招く恐れがある。

図1 播種量と子実収量・穂数・千粒重の関係
注)棒グラフ中の数値は倒伏程度(0:無〜5:甚)

図2 窒素追肥時期と収量・粉タンパク含量の関係


 収量安定化と粉の蛋白含量適正化のため、窒素追肥を融雪期に成分で2kg/10a、減数分裂期から出穂期にかけて2kg/10aを施用する。

 基肥窒素施用量は、「ナンブコムギ」並の4〜6kg/10aとする。

 担当研究室
 園芸畑作部 野菜畑作研究室
 〒024-0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4418  FAX. 0197-71-1083

「研究レポート」H14目次へ
No.169へ No.171へ
トップページへ