湛水直播栽培における雑草防除技術

 水稲湛水直播栽培で、播種後落水管理を想定し効率的な雑草防除技術の確立を目的に、主要雑草であるノビエイヌホタルイの葉齢モデルを作成し、湛水直播栽培で有効な、一発処理剤による除草体系を策定したので紹介する。

★湛水直播におけるノビエの葉齢進展モデル


 初・中期一発処理剤で安定した効果が得られる限界(ノビエの最高葉齢2.5葉)は、植代日からの積算平均気温が、おおむね276℃に達する日である。

 この時、イネの葉齢は1.2〜1.5葉に達する。
★湛水直播におけるイヌホタルイの葉齢進展モデル


 初・中期一発処理剤で安定した効果の得られる限界(イヌホタルイの最高葉齢2.0葉)は、植代日からの積算平均気温が、おおむね303℃に達する日である。

 この時、イネの葉齢は1.1〜1.6葉に達する。

(使用したデータ)
 平成7〜8年度 岩手農試(滝沢村)
 平成10、12〜13年度 岩手農研センター(北上市)
 データの個数 ノビエエ n=35 イヌホタルイ n=30
★湛水直播栽培での一発除草剤による除草体系
1.一発処理剤による除草体系図


2.左記体系でもノビエが残草した場合

 シハロホップブチル剤(商品名「クリンチャー」類)の中期剤を処理する。

●処理時期 播種後10〜25日
 (ノビエ3葉迄)
 処理量 1.0s/10a

または

●処理時期 播種後25〜30日
 (ノビエ3〜4葉迄)
 処 理 量 1.5s/10a

 担当研究室
 農産部 水田作研究室
 〒024-0003 北上市成田20−1
 TEL. 0197-68-4412  FAX. 0197-71-1081

「研究レポート」H14目次へ
No.165へ No.167へ
トップページへ