水稲オリジナル品種「いわてっこ」の栽培法

 「いわてっこ」の良質米生産の目安とする期待生育量は、uあたり穂数420〜500本、籾数27千〜33千粒、登熟歩合80%以上、このときの玄米収量は500〜550kg/10aである。施肥量は「あきたこまち」並とし、基肥窒素施用量は6kg/10a以下、幼形期追肥を基準とし2kg/10aとする。刈取り適期の目安は、出穂後積算温度950〜1050度である。

表1 「いわてっこ」の期待生育量
収量水準
(1.9mm篩)
(kg/10a)  500〜550   ●施肥法
・施肥量は、「あきたこまち」並
・基肥窒素施用量は6kg/10a以下。
・追肥は幼形期追肥を基準とし2kg/10a。
・多肥では倒伏しやすく、玄米品質・食味が低下しやすいため、多肥栽培は行わない。

●刈取り適期
・出穂後成熟期までの積算温度はおおむね950〜1050℃

●留意点
いもち病に対しては、「たかねみのり」より抵抗性が弱いので基本防除は厳守する。
・最高分けつ期の目標茎数は550〜650本/u。
幼形期追肥を基本とし、葉色が濃い場合は追肥を控える。
・幼形期における稲体窒素濃度は2%前後、稲体窒素吸収量は5〜7g/uと推定され、葉色は「たかねみのり」より淡い傾向にある。
・品質・食味を低下させないため、肥培管理の徹底、適地作付けを厳守する。
・籾数が少ない場合、出穂後積算温度900度前後でも成熟期に達することがあるので、適期刈取りに努める。
穂 数 (本/u)  420〜500
1穂籾数 (粒) 65
籾 数 (千粒/u) 27〜33
玄米千粒重
(1.9mm篩)
(g) 22.7
登熟歩合 (%) 80〜90
稈 長 (cm) 75〜85






凡例: △:多収グル-プ、●:中間グル-プ、○:低収グル-プ
図1 u籾数と登熟歩合(H11〜13)

凡例: △:多収グル-プ、●:中間グル-プ、○:低収グル-プ
図2 u籾数と玄米収量(H11〜13)

凡例:●基肥N8kg以上 ○N8kg未満
図3 稈長と倒伏(H11〜13)




 稈長85p以上では倒伏程度2以上となることが多い。

 基肥Nが8kg/10a以上では稈長85cm以上になり倒伏しやすい。

 担当研究室
 県北農業研究所 やませ利用研究室
 〒028-6222 九戸郡軽米町大字山内23−9−1
 TEL. 0195-47-1074  FAX. 0195-49-3011

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