1999 . 2 発行

      No.52 岩手県農業研究センター

 

 
 平成10年度成長調整剤使用基準に採用した水稲倒伏軽減剤
 

 

 平成10年度成長調整剤使用基準に採用された「ビビフルフロアブル」は、出穂10〜2日前の出穂直前まで処理可能であり、また、穂の出すくみ等薬害が見られず良好な倒伏軽減効果が期待できる。

1.使用方法

イネの出穂10日から2日前の間に、動力式噴霧機等を用いて、イネの茎葉部に均一に散布する。一般的には走り穂が見えたら、散布適期である。

2.効果

ビビフルフロアブルは、処理時に伸長しつつある節間に最も強く作用する。出穂10日から2日前処理では、上位節間(主に第2、第3節間)の伸長抑制効果が最も顕著に現れる(写真1、表1)。適期・適量処理によりイネの収量および収量構成要素(穂数、一穂籾数等)への影響はない。

3.使用上の留意点

本剤は倒伏防止剤ではなく、基本的な倒伏防止対策(施肥管理や水管理)を行っても、倒伏が予測される場合に、倒伏を軽減させる目的で使用する。

 

写真1 節間伸長抑制効果(品種:ひとめぼれ)

(左から出穂2日前処理、出穂6日前処理、無処理)

 

1 節間伸長調査結果(品種:ゆめさんさ 年次:平成8年) 

処 理 日

(出穂前日数)

節 間 長 (cm) (対無処理区比率(%))

倒伏程度

(0〜5)

第1節間

第2節間

第3節間

第4節間

第5節間

合 計

無処理

32.5(100)

19.5(100)

16.2(100)

10.4(100)

2.4(100)

81.0(100)

 0.8

−8

30.5( 94)

14.9( 76)

12.8( 79)

10.0( 96)

2.1( 88)

70.3( 87)

   0

−4

29.7( 91)

13.5( 69)

15.1( 93)

11.7(113)

3.3(138)

73.3( 90)

   0

−2

29.3( 90)

12.7( 65)

16.0( 99)

10.7(103)

2.0( 83)

70.7( 87)

   0

担当 農産部銘柄米開発研究室

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