1999 .2 発行

      N o.49 岩手県農業研究センター
 
 
プレルーティングによるオリエンタル系ゆりの品質向上技術(処理温度、処理期間)
 

 

 抑制栽培のオリエンタル系ゆりの中でも、「葉焼け」などの生理障害の発生しやすい品種では、プレル−ティング技術の利用により、障害の発生を抑えて品質を向上させるとともに、草丈を増加させて出荷率を向上させることが可能になる。


 写真1はオリエンタル系ゆり「アカプルコ」の抑制栽培で発生した葉焼けである。
 葉にかすり状の白斑を生じ、ひどい場合は焼けたように褐変落葉する。また蕾では落蕾や奇形が多発し、品質低下が著しい。

     
         図1 プレルーティングの方法

   写真1 葉焼け

 凍結球根を解凍後、球根輸送用容器に重量の80%の含水率に調整したピートモスを用い、球根を一層にくっつけて植える。その後、湿度95%程度に維持した冷蔵庫内で一定期間生育させた後、圃場に定植する。


表1 品種別のプレルーティング処理温度及び処理期間が品質、出荷率に及ぼす影響

図2 スターゲーザーにおける障害発生割合

 表1は、プレルーティングの処理温度、処理期間と葉焼け等の障害や出荷率等を示したもので、処理による効果が明らかに認められた。

担当  園芸畑作部花き研究室  Zip-code024-0003 北上市成田20-1 TEL 0197-68-2331  FAX 0197-68-2361

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