1998 .11 発行

      N o.44 岩手県農業研究センター
 
 
りんご園の早期成園化のためのポット養成苗利用による大苗移植栽培法
 

 

  りんご園の早期成園化手法として、ポット養成の2〜3年生苗を定植することにより、定植当年から結実が見られ、単年度収支が償われる年限の短縮化が図られる。

 

 

  ポット養成苗(2〜3年生)の利用により、植え痛み軽減、花芽着生の増加、結実年限の短縮化が図られる。
また、早期多収となり、単年度収支を2年程度早く増益に転じることができる。
                      図1 「ふじ」の累積収量*1

*1 図1は88本/10aでの累積収量。

*2 図2は88本/10aで算出し、対象品種は「きおう」「ジョナゴールド」「ふじ」で、3品種の平均収量、労働時間を使用し、定植後3年目までは調査値、以降は推測値で試算している。労働費単価は1,200円/hr、販売単価は220円/kgで計算している。なお、定植時の費用は含まれていない。

図2 単年度収支決算の推移(モデル)*2               

  ポットには、耐久性、加工性に優れ、水分保持力の高い資材を用いる。 また、使用するポットの大きさは、堀上げ、運搬時の作業の利便性を考慮に入れ、底面直径30〜40cm、高さ30cm前後、容量10〜15g程度とし、ポットに培土を入れる際は台木長(地上部20cm以上)を確保する。
  なお、使用する培土は、果樹園以外の土壌を使用するのが望ましく、堆肥や土壌改良資材を混合して用いる。
   写真1 ポット養成状況

担当  園芸畑作部果樹研究室  Zip-code024-0003 北上市成田20-1 TEL 0197-68-2331  FAX 0197-68-2361

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