1998 . 8 発行

      N o.39 岩手県農業研究センター
 
 
鉢物用りんどう品種「あおこりん」
 

 

 鉢花の消費は拡大傾向であり、今後とも生産拡大が期待できる分野である。本県では、これまでも鉢物用りんどうの振興に力を入れているが、鉢物用品種の長期出荷体系の充実や多様な商材の提供のため「いわて乙女」に続く新品種の開発が求められていた。
  「あおこりん」は「いわて乙女」と異なり、花冠先端が転回する品種であり、長期間開花を続ける特性を有しているため新たな需要が期待できる。

表1 品種特性(平成7年

品種

開花期(1)

開花順序

花冠の色(2)

花冠先端の転回

 

(月・半旬)

 

内面上部

外面

 

あおこりん

(無摘心栽培1年株)

9.5

上から

濃紫青

青紫

外反転

 

7607

8009

 

いわて乙女

8.1

全体

未調査

未調査

やや外反転

福寿盃

(購入株のた

上から

青紫

明青紫

外反転

め不明)

 

8009

8004

 

   開花期は育成地の北上市付近で9月下旬〜10月上旬であり、既存品種「いわて乙女」と異なり、花蕾が順次発達・開花するので、適温下で1ヶ月程度開花を続ける。

花数の多い位置

草丈

茎の太さ(3)

茎の強さ

茎の色(4)

節間長(5)

 

(p)

 

 

 

 

下部

30

全体

40

上部

18

  
 草丈は30p程度で揃いがよい。

  花色は青紫色であるが、花冠外面に淡緑色の縞模様がある。高温時には花冠先端が外反転する特性を有している。
注)(1) 開花期:全体の50%が開花した時期
  (2) 花冠の色:日本園芸植物標準色票による
   (3) 茎の太さ:草丈の1/2の位置
  (4) 茎の色:上部節間の色
   (5) 節間長:上部節間の長さ
      
 写真1 花冠の形状                 写真2 株養成の状況

 

 

担当  園芸畑作部花き研究室  Zip-code024-0003 北上市成田20-1 TEL 0197-68-2331  FAX 0197-68-2361

掲載された全ての内容の無断利用を禁じます。
Copyright ; Iwate Pref. Japan.

for Report Index Page Before Report Next Report