1998 . 9 発行

      No.37 岩手県農業研究センター

 

 
岩手県における水稲プール育苗技術
 

 

 水稲プール育苗は、育苗パイプハウス内にビニールによって簡易のプールを作り、苗を管理する技術であ る。慣行栽培の潅水にあたるプールへの入水は3〜7日間隔で良く、ハウス管理でも、低温時などを除きハウスサイドを昼夜とも開放した状態で管理可能なため、育苗における潅水とハウス管理の省力化が可能である。労働時間は慣行対比28%である。

 

  プールの枠組みの資材として、角材・鉄パイプ・抜き板・Lアングル・盛り土等を使用する。深さ5〜10cmの外枠にビニール等を敷いてプールを作り、プールの中に育苗箱を並べて管理する。
  資材費は慣行対比110%程度である。  
     図1 プール育苗の概念図

 

 

  育苗期間中に、ハウス内の最低気温が0〜5℃程度になっても、プールの水温は5〜10℃を保っており、夜間の保温効果が高い。
  最高水温は、ハウス気温に比較し極端に上昇しない。
   図2 育苗期間中の温度の推移(北上:H9)

 


留意点

1 慣行育苗法に比較し保温効果が高く、苗が徒   長しやすいので、ハウス内温度やプール水温の  温度上昇に注意する。
2 種子消毒などその他の育苗管理は慣行管理に 準ずる。
3 プールへの入水は緑化終了後とする。
4 育苗培土に緩効性肥料を使用した場合は適応 できない。
     写真1 プール育苗による苗の管理状況

担当 農産部生産工学研究室

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