1998 . 8 発行

      N o.35 岩手県農業研究センター
 
 
散水式おがくず脱臭装置による家畜糞尿悪臭防除技術
 

 

  従来型のおがくず脱臭装置を利用して、散水することにより、年間を通じて安定した脱臭が可能であり、さらに、脱臭素材であるおがくずは交換することなく継続利用できる。

    

  脱臭装置の概要は図1、表1のとおり。ビニールカーテン付きの堆肥舎から1基当たり8m3の脱臭槽2基に送風機により臭気を送り込んだ。NO1脱臭装置には新しいおがくずを、N02には2.5年使用したおがくずを入れた。
                             図1 施設概要図

 

表1 堆肥舎及びおがくず脱臭主要装置諸元

堆 肥  舎

床面積112m
    (14
×8m)
容 積392m

  
(112×3.5m)

脱 臭 槽

容 積    8m
     
(1×2×4m)
NO1  新しいおがくず
NO2   古いおがくず

通 気 装 置

型 式  KBS-3700
設定通気量  7〜8m/分
モーター出力 3.7kwh
送気配管 VP200

 

表2 脱臭効果

 

  表2に散水量と脱臭効果を示した。散水量は1基当たり2m3/分で50g程度(おがくず1m3当たり6g程度)で20〜30ppmのアンモニアガスが1ppm程度に脱臭され、おがくずの新旧には差がなかった。
  留意点は散水量と同量の排水があり、吸着されたアンモニア由来の窒素を含むことから、排水設備とともに適正な排水処理が必要である。

担当  畜産研究所飼料生産研究室  Zip-code020-0173 岩手郡滝沢村滝沢字砂込737-1  TEL 019-688-4326 FAX 019-688-4327

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