1998 . 8 発行

      No.30 岩手県農業研究センター

 

 
水稲オリジナル品種「かけはし」を用いた県北地域における稚苗移植栽培
 

 

  県北地域における水稲移植栽培は、作期幅が小さいこと及び生産の安定化を図る目的から、これまで中・成苗移植栽培を基本としてきたが、早生の早「かけはし」稚苗移植栽培でも収量・品質とも中苗とほぼ同等で、稚苗移植栽培が可能である。

 

  「かけはし」は中・稚苗とも気温が高いほど出穂期が早まる(気温が低いほど出穂期が遅くなる)が、低温条件下でも稚苗の「かけはし」は、中苗の「たかねみのり」の出穂期より遅くなることはい。
                       図1 気温差と出穂期

 

  発育指数(DVI)と気象平年値を用いた作期上も、県北地域での「かけはし」の稚苗移植栽培は可能である。ただし、沿岸部のやませの特に強い地域では、年次変動が大きいので、中・成苗を基本とすることが望ましい。

図2 発育指数を用いたリアルタイムメッシュ平年値による「かけはし」の稚苗移植栽培の作期

  

年次差はみられるものの、「かけはし」の稚苗移植栽培の収量及び品質(検査等級)は、ほぼ「かけはし」の中苗移植栽培並と考えられる。
図3 「かけはし」の中苗と稚苗の収量及び検査等級

担当  県北農業研究所やませ利用研究室

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