1998 . 6 発行

  No.23 岩手県農業研究センター

 

 
農業用無人ヘリコプター利用による水稲用フロアブル除草剤の散布技術
 

 

 無人ヘリコプター を利用した水稲 フロアブル除草剤 (4剤)の除草効果は、地上散布と同等に 1ha当たりの作業時間は約 11分と 省力的 であり、風速 3m/s以下で畦畔の 5m以上内側から散布する場合には、ほ場外へのドリフトの危険はほとんどない。

 

表1 散布方法・飛行諸元

散布
方法
飛行
速度
飛行
高度
飛行
間隔
適用
機種
散布装置
の方式

滴 下
(ほ場
の端か
ら5m
以上の
ほ場内
に滴
下)
10〜20
(km/hr)
3〜4
(m)
5
(m)
KG-135
KG-200
滴下用ノズル

R-50
RMAX
滴下用チューブ

YH300 滴下用ノズル

注) 1)移植栽培の場合に限る.
   2)散布装置のアトマイザー及びノズルは使用せず.

 

 無人ヘリコプター散布に当たっては表1の方法・諸元を遵守すること。

 適用薬剤は、県の雑草防除基準に掲載しているので参照のこと。なお、平成10年度は、アワードフロアブル・カルショットフロアブル・クサメッツフロアブル・シーゼットフロアブルの4剤を掲載している。

写真1 無人ヘリコプターのフロアブル除草剤
散布状況

 

 表1の方法・諸元の他、以下の点に留意のこと。

 危被害防止のため、住宅密集地・学校・病院の近くでは散布しないこと。

 ほ場外への薬剤飛散を防ぐため、風速3m/s以上の条件では実施しないこと。

 散布終了後は、散布装置を十分な量の水で5回以上洗浄し、洗浄水は散布したほ場に戻すこと。

表2 無人ヘリコプターによるフロアブル除草剤の散布作業時間
   ( H7:紫波町土舘現地 )

項 目 圃場 1
1ha
圃場 2
1ha
圃場 3
1.1ha
圃場 4
1.4ha
左記から期待される
1ha当たり作業時間

全 作 業 1,048 463 519 436 1,202秒(20.0分)
テ ス ト - 88 - - 88秒( 1.5分)
機械調整 245 - - - 245秒( 4.1分)
吐出調整 192 - - - 192秒( 3.2分)
薬剤供給 180 - - - 180秒( 3.0分)
散 布 439 375 432 436 414秒( 6.9分)
移 動 66 - 74 - 70秒( 1.2分)
着 陸 - - 13 - 13秒( 0.2分)

注) 1ha当たり作業時間.単位は秒

 

作業性:
 吐出量調整・テスト飛行を含む作業時間は、1ha当たり約 20分( 5,000ml/ha散布 )

連続作業時間:
 1ha当たり約 11分( 散布作業、薬剤供給、移動時間 )

作業人員:
 オペレーターを含めて最低 3名

 
 
 

担当 農産部水田作研究室

 Zip-code024-0003 北上市成田20-1 TEL 0197-68-2331 FAX 0197-68-2361

掲載された全ての内容の無断利用を禁じます。
Copyright ; Iwate Pref. Japan.

for Report Index Page Before Report Next Report