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発酵TMRを用いた黒毛和種の育成試験を開始しました
畜産研究所外山畜産研究室
 和牛繁殖農家は、一般に乾草と配合飼料を給与して子牛を育成していますが、これら飼料の自給率は低く、育成コストの低減には自給飼料の活用が必要です。

 畜産研究所では、自給飼料の活用を促進するため、主に乳牛で給与されているTMRに注目し、黒毛和種育成牛にTMRを給与して発育等を調査しています。

 平成29年度の試験では、グラスサイレージ(GS)及びコーンサイレージ(CS)主体のTMRを給与することで、DGが0.95kg/日と慣行の体系と比較しても遜色ない発育が得られました。

 そこで今年度は、稲ホールクロップサイレージ(稲WCS)の活用を見据え、稲WCS及びCS主体の発酵TMR(写真1)を調製して黒毛和種育成牛に給与し、発育等を調査します。

 試験は去勢2頭、雌2頭の計4頭を1群として2群を配置し、稲WCS及びCS主体の発酵TMRを給与する区(試験区)とGSとCS主体の発酵TMRを給与する区(対照区)を設定しました。平成29年度に行った単房単飼での成績と今年度の群飼での成績に差が生じるか、また、試験区と対照区との間で成績に差が生じるか等について明らかにすることとしています。

 これまでのところ、発酵TMRは嗜好性が高く食い込みも良好ですので、前年度と比較しても遜色のない成績が得られるように取り組んでまいります(写真2)。
 
(専門研究員 飯村 太一)
 

写真1 稲WCS及びCS主体のTMR

写真2 TMR給与試験の様子
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○らぼ・れたあH29-No.78「TMRを活用して黒毛和種育成牛の発育改善に挑戦!
 
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