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「牛の・牛による・牛のための」放牧地再生へ 〜 蹄耕法による草地更新の様子を紹介します
畜産研究所外山畜産研究室

写真1 蹄耕法初日(平成30年8月21日)
 外山畜産研究室では、平成27年度から「蹄耕法(ていこうほう)」を活用した草地更新技術の確立に取り組んでいます。

 蹄耕法とは草地更新技術の1つで、その名のとおり牛の蹄により、播種作業(前植生処理・播種・鎮圧)を行う技術です。主に急傾斜地などの農業機械が入れない放牧地で行われてきました。

 蹄耕法によるこれまでの成果として、(1)雌牛15頭で10aの草地更新を行う場合、前植生処理に4日、鎮圧に2日程度を要する、(2)播種は6月から可能で8月末から9月上旬が適期、(3)翌年度の牧草収量は概ね3,000kg〜4,000kg/10aであり、被覆率は70%以上を確保できる、(4)牛の健康状態には影響ないこと、等を明らかにしています。

 そこで今年度は、これまでの成果を踏まえ、小石川牧野での現地実証試験を8月21日から8月31日にかけて実施しました。供試牛は、農家が所有する日本短角種親44頭、子32頭です。
 今年の夏は非常に暑く、外山でも30℃前後の日が続きましたが、牛たちは体調を崩すこともなくその役目をはたしてくれました。

 今後は、播種した牧草の初期成育調査や収量調査を行い、得られた知見について情報発信していきます。
 
(専門研究員 佐々木 康仁)
 

写真2 蹄耕法 播種・鎮圧後(平成30年8月31日)

写真3 牧草の初期成育(平成30年9月19日)
関連成果・記事
○らぼ・れたあH29-No.40「牛のちからで草地を更新 〜 放牧牛を用いた草地更新技術の検討会を実施しました
○研究レポートNo.873「蹄耕法を活用した耕起困難草地の更新技術の確立」(PDF
 
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