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外来雑草の拡散を防げ! 〜 ワルナスビの防除試験を始めました
畜産研究所家畜飼養・飼料研究室
 近年、採草地に外来雑草が侵入し被害が拡大しつつあります。中でもワルナスビ(Solanum carolinense L.)は種子と根系で繁殖する難防除雑草で、茎葉に鋭いトゲがあり有毒のアルカロイドを含むため、牛は食べません。採草地では非選択性除草剤の散布による草地更新でも完全に枯死させることができず、土壌攪拌により拡大する場合もあります。一方、飼料畑では長大作物を作付けして圃場を3年間庇陰し、防除に成功したとの報告があります。

 そこで、採草地において1番草刈取り後の選択性除草剤散布と、その後の牧草による庇陰を組み合わせた防除試験をはじめました。農薬登録上、2番草以降の収穫はできなくなりますが、その費用対効果を明らかにすることを目的としています。

 1番草の後に選択性除草剤を散布したところ、ワルナスビが委縮するなど効果が現れてきています(写真2)。今後データを積み重ね、現場で使える技術になるように努力していきます。
 
(主査専門研究員 佐藤 真)
 

写真1 ワルナスビが蔓延した草地(9月)
これでは牛に与えることができません

写真2 選択性除草剤の散布後
ワルナスビが委縮しています
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○らぼ・れたあH26-No.22「雑草退治はモグラ叩き? 〜 アレチウリの除草剤効果確認試験
 
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