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「プレミアム南部かしわ」に向けて 〜 「国産穀類を主体にした特産肉用鶏の飼料給与技術の確立」現地実証試験開始
畜産研究所家畜育種研究室
 畜産研究所では地域特産鶏として、天然記念物「岩手地鶏」を交配して本県オリジナル性の高い「南部かしわ」を作出し、生産者に雛を供給しています。

 さて、輸入穀物価格が高止まりする中で、南部かしわ生産においても輸入穀類の代替となる国産穀類の確保が喫緊の課題となっています。近年、水田転作作物としてトウモロコシ子実及び飼料用米ソフトグレインサイレ−ジ(以下、飼料用米SGS)等の自給濃厚飼料が注目されており、生産の取り組みが始まっています。

 南部かしわの主産地である雫石町でも、屑米、屑大豆、屑野菜及び飼料用米SGSなどを試験的に給与し、地域で生産された飼料を有効活用することに取り組んでいます。

 南部かしわの飼料自給率向上と差別化を図る畜産研究所では、岩手しずくいし南部かしわ生産組合と連携し、地域の穀類を主体的に利用した飼料給与技術の開発を行い、現地実証試験を6月から開始しました。

 本試験は、「トウモロコシ子実」「大豆屑」を主体とした国産100%飼料と、配合飼料に「飼料用米SGS」30%、「大豆屑」10%を添加した飼料を、28日齢の南部かしわ素雛にそれぞれ給与するものです。飼養者の方によると、「2種類の飼料どちらも、雛たちの食いつきは良い」とのことです。

 試験は、出荷基準である2.8kgに到達が見込まれる9月中旬に、と殺・解体調査を行い、生産された鶏肉の一部は、生産者の方に試食及び評価をしていただく予定です。
 
(上席専門研究員 吉田 登)
 

写真1 現地実証試験に協力してくださる
「岩手しずくいし南部かしわ生産組合」晴山組合長(右)
雫石町農林課 藤原主事(左)

写真2 試験開始直後の南部かしわ28日齢雛
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○らぼ・れたあH29-No.15「『プレミアム南部かしわ』の作出に向けて 〜 『国産穀類を主体的に利用した特産肉用鶏の飼料給与技術の確立』現地調査
 
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